黒
五味五色五法、日本の食の基本的な考え方のひとつ。
五味は甘味、酸味、塩味、苦味、旨味(鹹味)。五色は白、黒(紫)、赤、黄、緑(青)。五法は生、煮る、焼く、揚げる、蒸す。
古代中国の哲学思想の流れ、陰陽五行説に基づくものだそうですが、和食の調理法、味付け、盛り付けの考え方として定着しています。
五色の黒は食材で例をあげるなら昆布とか、キクラゲ、黒ゴマ、黒豆など。薬膳的な考え方で言うと、冬の時期に取りたい腎に効く食材です。
この黒を、美しく盛り付けるのって実は難しいと思うのです。存在感はあるけれど、華やかさの面ではやや…それを器や一緒に盛りつける食材の色でどう補うか、腕の見せ所です。
黒をデザインするって、難しい。
この「炭べえ」も、きっとパッケージデザインで相当苦労したんだろうな…
黒の袋にしてしまうと、なんとなく重たすぎて「ちょうスッキリ」というサブタイトルと「炭べえ」という商品名のコミカルでキュートな雰囲気とミスマッチ
黒と組み合わせるのは何色がいいのか、原色なのか、淡色にするのか…長時間会議が行われた雰囲気が、出てますね
パッケージはまさに商品の顔。その印象で、手に取るか取らないかが決まってしまう大事なファクターです。さて、この商品をあなたは手に取りますか
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