フェドカップの意義(ベンチッチを気絶するまで応援するブログ18)
ベリンダ・ベンチッチ、St. Petersburg Ladies Trophyで、無事に2回戦突破です。
実はこの時期、上位選手はほとんどトーナメントに出場していません。
結果、St. Petersburg Ladies Trophyでは、ベンチッチはテニス人生初のシード1位で出場しています。
もっとも、キャロライン・ウォズニアッキ、アナ・イバノビッチ、そして、昨年の全米オープン準決勝であのセレナ・ウィリアムズを破ったロベルタ・ビンチも出場していますので、楽勝とはいきませんが、これだけ上位選手がいない大会は珍しいので、ベンチッチにはきっちり自身3度目の優勝をしてもらって、470ポイントをゲットして欲しいですね。
そのベリンダ・ベンチッチですが、日本のマスコミはどこも報じませんが、2/6、2/7に開催されたフェドカップで、あの全豪オープン優勝者、アンジェリック・ケルバーを破っています。
さらに言えば、対ドイツ戦では、最終戦のダブルスにもつれ込み、ベンチッチはマルチナ・ヒンギスとペアを組んで見事に勝利しました。
ボクがくどいくらい言っている、「女子テニスの上位選手はもはや差がない」ということを、我らがベンチッチが見事に証明してみませました。
実際、全豪オープンで、もしベンチッチがマリア・シャラポワに勝っていたら、ボクはベンチッチがセレナも破って、初のグランドスラム優勝を飾ると本気で思っていました。
さて、それよりもフェドカップです。
ご存じない人のために簡単に説明すると、これは国別対抗戦です。
そして、昨年の優勝は、やはり我らがペトラ・クビトバ擁するチェコでした。
向かって右側が、クビトバです。
蛇足ですが、昨年末に婚約を発表しました。相手の男が羨ましすぎます。
さらに蛇足ですが、向かって左側のカロリーナ・プリスコバもボクの大好きな選手です。
まあ、この二人がいれば、それはチェコが優勝するでしょう。
もっとも、昨年の決勝戦はマリア・シャラポワ擁する対ロシアで、シャラポワが2勝の大活躍をしたので、紙一重の勝利でしたが、個人的にはフェドカップはルールを変えるべきだと思います。
フェドカップは(男子のデビスカップも同様ですが)、5試合戦って、3勝した国の勝利です。
その5試合の内訳は、シングルス4試合とダブルス1試合です。
ここまでは別にいいのですが、これまでのボクの文章を思い出してください。
●ベリンダ・ベンチッチは、アンジェリック・ケルバーをシングルスで破って、ダブルスでも勝った。
●マリア・シャラポワは2勝の大活躍をした。
さて、どういうことでしょう?
1人の選手が、5試合のうち、何度も勝っていますね。
そうなんです。
フェドカップは、1人の選手がシングルス4試合のうち2試合まで出場できるのです。
さらに、ダブルスにも出場できるので、3試合出場できます。
これでは、「国別対抗戦」ではなくて、「その国のエース同士の対抗戦」ですよね。
「国別対抗戦」という以上、ボクは、一選手一試合に限るべきだと思います。
また、そうしないから、フェドカップが盛り上がらないのではないでしょうか。
たとえ、絶対無敵の選手がいても、残り選手層が薄かったら、それはその国の選手層が低いわけですから、負けてしかるべきだと思います。
それを、ベリンダ・ベンチッチやマリア・シャラポワに何試合も戦わせて、「スイスが勝った」「ロシアが善戦したがチェコに負けた」と言えるでしょうか。
もう、ベリンダ・ベンチッチを応援するために生きているようなボクも、実はフェドカップは観ていません。
というか、同じ日に同時に開催されるので、昨年優勝のチェコと準優勝のロシアは放映していましたが、スイス対ドイツ戦を観る手段がわかりませんでした。
ただ、あまり残念ではありません。
やはり、テニスは個人競技であり、グランドスラムの優勝を筆頭に、世界ランクを争うスポーツだと思っているからです。
このフェドカップがあるために、上位選手が軒並み欠場している今週は、本当にベンチッチにとってはチャンスですね。
アンジェリック・ケルバー、シモナ・ハレプ、ガルビネ・ムグルッサ、スアレス・ナバロ、ルーシー・サファロバ。
全員が欠場しているのです。
それでも勝ちは勝ちです。
470ポイント入ります。
ということで、ボクは明日は、ベンチッチの3回戦を気絶するまで応援します!
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