トム・ソーヤ式
西軽井沢で学校づくりをしている客員教授、奥田健次です(^^)/
一昨日の日曜日は、地元の方々に向けての開校式が開催されました。
学校長の自分としては本当に何もしていないのですが、開校式のことも周囲の方々の勧められるままに、ひとりでに進んで行ったのです。それくらい、学校づくりは地元の方々が支えて下さっているということです。
なんと、補助椅子を入れて130席がすべて埋まってしまって、立ち見の方も入れると150人近くの方が来て下さいました。
開始15分前の様子です。
この後、満席になりましたっ(゚д゚)
ありがとうございますm(_ _)m
卒業生Rちゃんが送ってくれたペットボトルのJA富士の緑茶。これが、この日に大活躍しました(^o^)
地元向け開学式のことは言ってなかったのに、直前に届いたので、会場係の人がどんどんカートンから出して並べたので、一瞬「あれ? これはおれ、買ってないよな」と。でも、すぐにRちゃんやと分かりました。ありがとう、Rちゃん( ´ ▽ ` )ノ
プレッツェルは、F社長の差し入れです。非常に美味しかったです(^o^) ありがとうございますm(_ _)m
他にも、今度の合宿用にたくさんのドリンク類を差し入れて下さったK社長、ご配慮ありがとうございますm(_ _)m
お花やお菓子を持って来て下さった方々、ありがとうございますm(_ _)m
そして、地元向けの開校式だったのに、超ご多忙の中、この開校式だけのために駆けつけて下さった杉山尚子先生、山本央子先生。ありがとうございますm(_ _)m そして、合宿のほう、よろしくお願いいたします。
ほんまに、大学を退職してここに一人で来たときには「『頑張って下さい』とは言われても、もしかすると誰にも相手にされないかも、まあそれでもええけど」と孤高の仙人みたいなことを言ってましたが、むしろすごい人の連帯が生まれて広がっているのです。おれは努力してないのに。
説明のしようがありません、ただただ感謝なのです(>_<)
さて、今日は会場の片付け、イスのセッティングをコンサートモードから合宿モードへ切り替えました。朝からnobuさんが助けてくれました(^^) あっという間に、グループワークができる状態になりました。
午後、入り口の壁面のリフォームを開始しました。nobuさんとミッチャンと一緒にコメリまで買い出し。ペンキや刷毛、ローラー、養生テープなどを買いました。たくさん種類がありすぎて、どんなものを買って良いのかすら分からないのですが、それらもnobuさんが教えてくれました。おんぶにだっこ状態です(^^;)
それで、ペンキ塗り開始。おれは人生初です(^▽^;)
フナキさんがざっとレクチャーして下さって、nobuさんと二人でやってみました。あらかじめヨージョーして、穴をパテで埋めて、面を削って、先にシーラーというのをローラーで塗布して、シーラーが乾いたら、次にローラーでペンキを塗る、という説明でした( ̄◇ ̄;) 業界用語だらけ感あり。笑
ローラーを急いでやるとシーラーにムーラーができるんでしょうね( ̄▽ ̄;)
途中、瓦礫の処理。フナキさんとnobuさんと3人で、上下水工事の森さんのご厚意に甘えて、どんどん一輪車で運んでキレイにしました(^_^) 超スッキリです。
夕食後、さらにペンキの仕上げ作業。そして、もう1箇所シーラー塗りまでやって、夜の10時。その間、掃除もあっちこちしてくださったミッチャン、nobuさん、遅くまで本当にありがとうございますm(_ _)m
ペンキ塗りをやっていて、nobuさん、すごい楽しそうでした。
おれ、いつも「仕事の持って行き方(価値を変える)」を教えるとき、トム・ソーヤーの逸話を使うんですよね。大学の講義や講演以外でも、確か雑誌インタビューでも言ったり、“叱りゼロ”の本の中にも同じようなことを書いてると思う。
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罰として塀のペンキ塗りを命じられていたトムは、土曜日から嫌々ながらペンキを塗り始めました。塀はとても長くて、これでは日曜日も遊びに行けそうにありません。トムは自分の持ち物を餌にして友人にペンキ塗りを手伝わせているうちに、名案を思いつきました。その名案とは「いかにもペンキ塗りを楽しそうにやるということ。重労働をやらされているトムを冷やかしに来た友人たちに対して、トムは反論するどころか、鼻歌まじりに楽しそうにペンキ塗りを続けました。すると、友人らは次々とペンキ塗りをやりたがるようになりました。トムはわざと友人たちにペンキ塗りをやらせなかったので、友人たちはどうしてもペンキ塗りをさせてもらいたい気持ちになりました。だから、ペンキ塗りをさせてもらうために、トムにペンキ塗りのお礼として自分らの持ち物を持って「お願いだから少しやらせて」と次々に申し出ました。トムを冷やかしに来た友人たちは、みんな持ち物を差し出してペンキ塗りをさせてもらいました。その横で、トムは「ちぇっ、しょうがねえなあ、じゃあ少しだけ塗らしてやるわ」という態度ですが、内心は口笛もんです。塀のペンキ塗りは一日で見事に終わり、トムは友人たちからたくさんの物をもらって、なおかつ先生からペンキを塗り終えたと褒められるという話。
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ペンキ塗りを重労働(やらされる仕事)と考えるか、塗ること自体(塗り終えて完成という目標に近づくこと)から楽しさを見出すか。やってる行動は一緒でしょう? なのに「価値の置き方」で生産性が違ってくるわけです。まさに、行動原理ですべて理解することができます。ここでは原理は説明しないけどね。本や雑誌をご覧下さいね。
そんなわけで、撮ってもらった写真。
手とか髪の毛とか、買ったばかりのズボンとか、ペンキだらけになったのですが、めっちゃ楽しかったです\(^o^)/
nobuさんやミッチャンと、ひたすら冗談を言いながら、とても楽しい時間でした(>_<)
でも、いくら楽しいからって本当に遅くまですみません。申し訳ないですし、感謝ですm(_ _)m
入り口から本館への壁をペンキ塗りしただけで、とても広くスッキリしましたね。
奥田健次
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