今日の言葉 1月2日
『スクリーンを捨てる』
あなたはどのようにして耳を傾けていますか? 思い込みを持ちながらですか? 思い込みや野心、願望や恐怖、それに心配ごとを介して、耳を傾けているのですか? 自分が耳にしたいこと、満足いくこと、喜ばしいこと、耳に心地いいこと、差し当たり苦悩を和らげてくれることだけを耳にする、そういう態度で耳を傾けているのですか? 自分の願望というスクリーンを通して聴いているのならば、その時、あなたは当然のことながら、自分の声を聴いています。
自分の願望を介して、私たちは物事に耳を傾けているわけですが、聞くことが重要性を持つのは、自分が耳にしているものを通して、自分の願望を投影しない時だけです。こういう諸々のスクリーンを通して、私たちは物事を聴いているわけですが、それらを脇にやって、真に耳を傾けることができるでしょうか?
〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜