今日の言葉 9月11日
『思考する者とは、すなわち思考である』
思考する者とは、すなわちその思考であり、行為する者とは、すなわちその行為であり、活動する者とは、すなわちその活動であるのです。思考する者は自らの思考の中に、その姿を現します。思考する者はその行為によって、自らに不幸、無知、闘争をもたらすのです。
思考する者はなぜ思考を思考するのでしょうか? そこから思考する者が取るあらゆる行為が生じているのです。あなたが自分の頭を打ち続けてきた岩の壁が、これなのではありませんか?
思考する者がそれ自身を超越できたならば、その時、全ての葛藤が止むことでしょう。しかし自身を超越するには、自身を知らねばなりません。知られ、理解されたこと、満たされ、完結したものは、繰り返し現れることがありません。思考する者に継続性を与えているのは、繰り返しなのです。
〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜