ボーダーレスな動物たちの愛
台風は一気に日本列島を横断していきました。東よりのコースを取ったせいか、神戸は全くと言っていいほど影響がありませんでした。午前中に少し雨が降った程度で、風はありませんし、午後からは青空が出ています。
でも中部地方から関東にかけては、かなりの被害が出ているようですね。これ以上大きな被害の出ないことを、心から願っています。
台風一過を象徴するような向日葵です。笑顔に見えますね。いつもは夏の盛りに咲いている子なのですが、今年は種を植えてもらうのが遅かったのかな。昨日になってようやくこのような素敵な花を見せてくれました。「今年は、めちゃ寒いやん」と思っているかもしれませんね。
さて、ネットでは様々な情報が流れています。目を背けたくなることや、悲しいニュースが多いのは残念です。でも時にはとても癒される情報を見ることがあります。私の場合は、動物たちの可愛い動画や写真です。
特に動物の種を超えた映像等に何度も癒されています。子猫を育てる犬や、その逆もあります。犬猿の仲と言われている犬と猿が、仲良く暮らしている映像も見たことがあります。
先日など、信じられないような映像を見ました。野生のメスライオンが、鹿のような動物を捕食しようとしていました。ところが逃げ遅れた子供の鹿が、自分の親に見せるような態度を取りました。その途端、そのライオンは襲うことをやめました。それどころから可愛がろうとするのです。
さらに驚くことに、他のライオンがその子供を襲おうとすると、必死で守ろうとします。母性本能の塊になったかのようなライオンでした。私たち人間が感じることのできない、「何か」を感じ取っているのだと思います。このようなボーダーレスな動物たちの愛を見ていると、癒されると同時に人間の愚かさも感じてしまいます。
犬や猫たちも、人間に接する時は何かを感じています。動物嫌いの人には決して近づきませんし、逆に好きだとわかると大歓迎してくれます。食物連鎖という自然の摂理は存在しますが、それは当然のことです。それぞれの動物が、種を守るために生きているのですから。でも、我欲のために無益な殺生をするのは、人間だけかもしれませんね。
そんなボーダーレスの触れ合いを考えていて、妻の体験談を思い出しました。何度聞いても大笑いする話です。
妻は結婚前、個人で経営されている京都のある美容室に通っていました。特に技術が気に入っているという店ではなかったのですが、ついつい通いたくなる楽しみがあったそうです。タメちゃんというヨークシャテリアの看板犬がいまして、いつも膝の上に乗ってくれるそうです。それが可愛くて、その美容室に通っていたとのことです。
そのお店には九官鳥もいます。モノマネ上手な九官鳥だったらしく、美容室を経営している女性の真似をさせたら天下一品。電話で話しているモノマネなんか、抱腹絶倒だったそうです。そんなある日のこと。
「タメちゃん、おいで。ソーセージやろう!」という美容室のご主人の声がしました。
タメちゃんはいそいそとその声のする場所へ、尻尾を振りながら駆け出します。そして期待に満ちた表情で嬉しそうに待っています。ところが一向にソーセージがもらうことができません。それもそのはず、その声の主は九官鳥でした〜〜!
「タメちゃん、また騙されてんのか」という飼い主さんの声で、いつも美容室内は大笑いだったそうです。
ボーダーレスの愛とはちょっと違う話ですが、動物たちの異種交流という意味では楽しい出来事です。それほど九官鳥のモノマネがうまかったのでしょうね。そしてそれを信じていつまでも待っているタメちゃんを想像すると、愛らしくて仕方ありません。
ネットで見るニュースが、こんなほのぼのとしたものばかりだといいですね。私も一度でいいから、その九官鳥とタメちゃんに会ってみたかったです。
『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。
『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。
『STORY OF ZERO BOOK Ⅰ 〜ENCOUNTER〜』は全世界のAmazonで配信中です。日本のAmazonはこちらです。