『マトリックス』が帰ってくる!
『マトリックス』のネオが帰ってくる!
『マトリックス』の続編製作が正式に発表された。2020年から撮影がスタートするそうで、当然ながら主人公のネオはキアヌ・リーブスが演じる。
このシリーズの第1作が公開されたとき、映画館で観てマジでぶったまげた。そして会場の外に出ると、自分の住んでいる世界がヴァーチャルのような気がしてきたのを覚えている。その後レンタルになってからも、数え切れなほどこの映画を観ている。
ただこの映画の大ファンではあるけれど、第2作、第3作には納得していない。どうも無理にストーリーをつなげようとして、ウダウダの展開になった感がぬぐえない。エージェントの存在が誇張されていて、ボクとしてはちょっとウザい印象が残ってしまった。
4作目となる新しい作品はどうなるのだろう? できることなら第1作の世界観を取り戻して欲しいと願っている。期待しちゃうよなぁ。
そんな『マトリックス』の復活に関して、こんな記事がアップされていた。
「マトリックス」20周年、一部の科学者は我々がシミュレーションを生きていると考えている
『マトリックス』はいまの現実世界が仮想世界だという設定になっている。ボクたちが観ている現実はVRのようにデジタル世界で知覚しているというもの。
ところがそれがフィクションではなく、実際にそうなのではと考えている人たちがいる。それもSF作家や宗教家ではなく、れっきとした科学者たち。ボクが映画を観たあとに感じたVR感は、もしかしたらそのとおりなのかもしれない。そう思うとワクワクしてくる。
二日前の夕方のブログでボクが書いた、『手回し映写機理論』と同じだよね。映写機を回しているのが本当の自分(真我)なのに、映画のなかの主人公(自我)が本当の自分だと思い込んでしまう。
アップした記事によると、すごいことが書かれていた。ニック・ボストロムという哲学者が、2001年にこの世界がシミュレーションの可能性について言及している。
『驚異的に進歩したスーパーコンピューター(それは惑星規模の質量を持つ)ならば、人類の営みのシミュレーションが可能である。このコンピューターは1秒間に10の42乗回の計算が可能で、その処理能力の100万分の1以下を使うだけで、1秒間のうちに人類史を丸ごと(我々の思考、感情、そして記憶まで)シミュレートできる』という内容。
このボストロムの仮説に基づいて、それを検証している科学者が大勢いるらしい。そしてボクたちが、シミュレーションの世界の中で暮らしている可能性が高い、と述べている科学者もいる。
ただもしそうだとしても、それを証明するのは不可能だろう。なぜならボクたちがその一部だから。ホラーで有名な『リング』の原作シリーズをすべて読んだ人なら、その感覚を理解してもらえると思う。
システムの一部である限り、そのシステムを構築している存在を知ることはできない。つまり『神』を見ることはできないということだね。
さてさて、どんな続編になるのか。楽しみだなぁ。
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