昨日の不吉な夢が気になる
ここ数日、妙に不吉な夢を見る。少し前は低空飛行していた旅客機が墜落して炎上する夢を見た。場所はよくわからない。
そして昨日見た夢。
北朝鮮が韓国にミサイルを撃ち込み、第二次朝鮮戦争が勃発した夢だった。その映像をニュースで見ていた。
そんなリアルな夢を見た昨日、この記事に釘付けになってしまった。
ここのところ兄の金正恩に代わって、注目されているのが妹の金与正。平昌五輪のころには韓国との交流を象徴するような役割を担っていたが、今年の3月ころから彼女の態度が急変している。ちょうど兄の金正恩の危篤説が流れた時期と重なる。
韓国に対して強行姿勢を見せるようになり、金与正が政治の表舞台に立つことが増えた。北朝鮮の権力構造が変化していると見るべきなのかもしれない。
そしてリンク先の記事では、金与正が南北共同事務所の撤去と、韓国に対する武力行使を予告したことが書かれている。すでに南北のホットラインは遮断され、彼女の言葉が単なるパフォーマンスではないことを感じさせる。
ことの発端は、北朝鮮の脱北者が金正恩を批判したビラを配ったこと。韓国サイドもやめさせようとしているが、思うようにいかないらしい。これが戦争のきっかけになるとは思わないけれど、北朝鮮の様子が以前とちがうのは明らか。
アメリカと北朝鮮の首脳会談が実施されたのが、いまでは幻だったかのように思える。その関係を複雑にしているのは、アメリカと中国の冷戦だと思う。
新型コロナウイルス、そして香港における国家安全法の導入によって、アメリカと中国は決裂状態になりつつある。ここ数ヶ月の北朝鮮、並びに金与正の過激な言動を見ると、北朝鮮が以前のように中国寄りになったと見るべきなのかもしれない。
そしてそんな関係に対して火に油を注ぐように、香港に対してアメリカが具体的な行動を起こし始めている。
以前から言われていたとおり、アメリカが香港からの資金引き上げを検討している。米国政府が保有する不動産などの資産を売却するだけでなく、これまで認めていた経済的な優遇措置の撤廃に動いている。
そして香港に進出している米国企業約1300社、米国人従業員8万5000人の撤退も検討されているらしい。国家安全法の導入によって、米国資産の凍結や差し押さえ、さらに米国市民の拘束、逮捕の可能性があるから。
この記事を見ていると、まるで開戦前夜のような緊張感を覚える。もしアメリカがこれらのことを実行すれば、西側諸国もあとに続くだろう。日本政府も明確な対応を迫られることになる。
いまは新型コロナや人種差別のデモによって、どことなくこれらのことが見えづらくなっている。でも水面下で着実に何かが起きているような気がする。
ボクの夢が正夢にならないことを、本気で願っている。
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