心のリセットに必要なもの
我が家では朝食後に毎朝掃除をする。元旦でも同じなので、旅行で家を空けないと1年で365回掃除していることになる。だけどボクの感覚としては、汚れを取り除くという意味での掃除じゃない。ボクは掃除のことを『リセット』と呼んでいる。
日常生活をしていると、部屋はどうしても汚れる。もし完璧に掃除をしようと思うなら、毎月欠かさず大掃除をしなくてはいけない。でも日々の掃除でそこまでするのは無理。そうなると最低限のレベルを維持することになる。
それゆえボクは『リセット』だと考えている。毎朝決まった時間に、決まった状態に戻す。そのあとはそれなりに汚れるだろうけれど、あまり気にかけない。実際掃除をした直後に、ミューナがトイレの砂をまき散らすこともある。幼児がいるのと同じなので、『綺麗』を維持するには限界がある。
だから1日に1回、『リセット』することでその日をスタートする。実利を伴った儀式のようなもので、部屋を快適だと感じるための習慣になっている。この『リセット』は部屋だけでなく、人間の心にも必要だと思う。
その方法は人によって様々だろう。でも心の『リセット』を怠ると、気がついたときには心が『汚部屋』のようになってしまう。そうなると元の状態に戻すためには、大掃除という選択肢しか残されていない。そうなる前に、日々心の『リセット』を意識することが大切だと思う。
ボクにとって心の『リセット』となるのは、まちがいなく音楽。音楽を定期的に聴くことで、ボクは自分の心が『リセット』されると感じる。どうやらその感覚は、ボクの錯覚ではないらしい。
リンク先の記事は、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究チームが医学雑誌に発表したもの。昔から音楽セラピーというものがあるように、音楽が心に与える好影響は指摘されてきた。今回の新しい研究によって、そのことがさらに裏付けられたらしい。
結論だけを言えば、『音楽がメンタルヘルスに与える効果は、運動や減量プログラムに参加する人々に見られるのと、ほぼ同じレベルであることが判明した』とのこと。これは楽器を演奏したり歌うということだけでなく、音楽を聴くだけでも効果が認められている。
つまりジムに行かなくても、音楽を聴くだけで運動したのと同じリフレッシュ感を体験できるということ。もちろん音楽を聴くだけで筋肉はつかないけれど、とりあえず心を『リセット』する効果は十分に認められる。特に音楽が好きな人にとっては、より深い効果が得られるように思う。
ボクが音楽を聴くのは、こうしてブログを書いたり、小説を書いているとき。そして読書をしながらということも多い。あとは買い物の帰り道に、息を切らして坂道を登ってくるとき。インプットやアウトプットに労力を使いつつ、あるいは身体のエネルギーを消費しながら、音楽を聴くことでリフレッシュしてバランスを取っているのかもしれないね。
とにかく音楽なしには生きれらない体質なので、スマートフォンとイヤホンはボクにとって身体の一部のようなもの。だからいつも大切に扱っている。
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