アザレンカ優勝! vs セレナ(ベンチッチを気絶するまで応援するブログ43)
BNP PARIBAS OPEN、通称、インディアン・ウェールズの決勝戦。
2013年2月にセレナに1位を奪われるまで1位だった元女王、「ビカ」ことビクトリア・アザレンカ、見事に優勝です!
全豪オープンのあと、シモナ・ハレプは言いました。
「もう、セレナ1強ではない。誰もが優勝のチャンスがある」
実際、セレナはこれで、昨年の全米オープン、今年の全豪オープン、そして今回のインディアン・ウェールズと、出場した試合すべてで優勝できていません。
もっとも、全米オープンは準々決勝、残りの二つは準優勝ですから、強いことに変わりはないのですが。
ただ、ハレプの言うとおりだと思います。
女子テニスは、「セレナ1強」の時代が終わりつつあります。
ただ、代わりに、選手はこれから相当に厄介な相手を敵に回すことになります。
それくらい、ビクトリア・アザレンカは強かったです。
その焦りからか、途中セレナが2本続けてラケットを破壊し、ポイントを失うという珍しいシーンがありました。
ゲームを落としてラケットを壊し、ベンチに帰ってバッグからまだビニールに入っているラケットを取り出したら、再びそのラケットを破壊( ;∀;)
そうしたら、次のゲームはアザレンカの15-0でスタートしました。
実況も、最初はなにが起きているのかわからず、ボクもスコアの表示ミスは日常茶飯事なので表示ミスだと思いましたが、「多分」と断った上で、解説者が「ラケットを2本壊したので、セレナがポイントを失効したのでは」と言って、「へえ、そんなこともあるのか」と驚きました。
サーブの20秒ルールなど、「警告」を受けるシーンは時々見ますが、ポイントの失効は珍しいですね。
それまで、セレナはアザレンカのサービスゲームをブレークできていなかったので、実況が、「セレナは間違っている。彼女がブレーク(壊す)すべきはラケットではなくアザレンカのサービスだ」と冗談を飛ばしたときには、思わず笑ってしまいました。
全豪オープンでアンジェリック・ケルバーに負けたとき、セレナは笑顔でケルバーを称えていました。
しかし、今回の準優勝スピーチのときには、目に涙を浮かべ、観客へのお礼と、アザレンカに一言、”Many Congratulations” というのが精一杯でした。
セレナの涙はなにを意味するのか。
単に、負けた悔しさか。
もしくは、「そのとき」が近づいていることを感じ始めているのか。
ボクは、正直なところセレナ贔屓ではないのですが(というか、死ぬほど大好きなマリア・シャラポワの天敵ですから)、今回は思わずセレナの胸中に思いを馳せざるを得ませんでした。
また、話が飛んで恐縮ですが、このインディアン・ウェールズにトップ選手が参戦している中、サン・アントニオ・オープンで日本の土居美咲が優勝を飾っています!
そんなこんなで、順位も動いていますので、ランキングで締めくくります。
ついに、アザレンカ、TOP10復帰です!
あとは、この中にいつ、ダリア・カサキナやモニカ・プイグ、ユージニー・ブシャールが入ってくるか楽しみですね。
ちなみに、優勝した土居美咲は44位まで順位を上げました!
毎年全員が0ポイントからスタートする「Road To Singapore」は こちら をご覧ください。
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