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高羽そらさんインタビュー

ガストンとの対話 Vol.37

ガストンさん、歯の痛みがなくなって気分爽快です。いろいろ中途半端だったことができそうです。

「気分よく過ごすのはいいが、あまり浮かれすぎないようにな。気分だけで物事を判断しないことだ」

そうしてまた水を差すようなことを言っちゃって……。でも、あなたの言い方には慣れましたけれどね。

「別にお前さんの気分を害そうと思って言っているのではない。目線の違いに惑わされないようにと注意しているだけだよ」

目線の違いですか?

「そうだ。例えばがお前さんが海の「波」だと想像してみるとわかりやすい」

はい、想像してみます。

「波の一点に意識をフォーカスすると、上がったり下がったりの繰り返しだ。頂点に立った時は見通しがよくて気分がいい。だが、底にいるときは何も見ることができない。だがそれは目線が違うだけであって、お前さんが「海」であることに変わりはない。「波」というのは単なる表現にしか過ぎないのだよ」

想像しにくい例えですが、言われている意味はわかるような気がします。

「忘れてはいけないこと。それは「波」は動くことが避けられないということだ。それは人生と全く同じだ。移りゆくことが自然だと思っていると、その変化に惑わされることがなくなる。同じ一点を見ているとしても、「波」の底からだと見上げるものが、「波」の頂点からだと眼下に見える。だが、それは全く同じものだ。目線が違っているだけのことだな」

なるほど、あなたの言っている意味がわかりました。自分の立ち位置が不変だと思い込むことで、同じ出来事がポジティブに感じたりネガティブに感じたりするということですね。ありのままに物事を見ていないということか。

「その通り。「波」の底が自分の定位置だと信じ込むことで、「波」の頂点に立っていてもそのことに気づかなくなってしまう。人生は悲しみしか存在しないと思い込んでしまうのだ。逆の場合も同じだ。頂点が唯一の居場所だと思っている人間は、底にいることを拒否してしまう。拒否するということは、避けていることに縛り付けられることになる」

人生は「波」の変化を楽しむためにあるのですね。動きがあることを受け入れることで、頂点と底の体験を自由に感じることができる。

「そうじゃ。そしてそれらの「波」としての体験を重ねながら、自分が今までも、今も、そしてこれからも、大いなる「海」であることに気づくのだよ」

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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