神になったら、何をしますか？
秋晴れに感嘆してばかりですけれど、今日は今までにないくらいの快晴です。朝から外出して空を見上げ、今も外の景色を眺めていますが、今日はまだ一度も雲を見ていません。きっとこのまま雲を見ずに暮れていくでしょう。
我が家のすぐ近くの公園にある柿の木です。実が鈴なりで、なんだか重そうです。先日小学生がこの柿をもいで食べていましたから、きっと甘いのでしょう。柿が大好きなので味見したい衝動に駆られます。でもさすがに子供のように、人前で公園の柿を取って食べる勇気がありまません。
ですからスーパーで買った柿を食べています。今は本当に柿が美味しいですね。この一週間は、毎日柿を食べているような気がします。梨もりんごも大好きなのですが、今は柿に夢中です。もちろん今夜も夕食のあとに食べます！
さて、もしあなたが全知全能の神になったら、何をしますか？ どんなことでも可能です。思いのままです。でもただひとつできないことがあります。
それは他人の心を変えることです。個人の自由意志は、神でさえコントロールすることができないからですね。そんなことをテーマにした映画を観ました。
『ブルース・オールマイティ』（Bruce Almighty）という2003年のアメリカ映画です。
私が大好きな映画でして、おそらく少なくとも10回以上は観ています。久しぶりに観たくなって、TSUTAYAで借りてきました。ジム・キャリー主演ですから、当然ながらコメディ映画です。お腹を抱えて笑い転げるのは、彼が主演している『ライアーライアー』と同じです。しかしこれらの映画に共通しているのは笑いだけではありません。笑いながらも自分の生き方を考えさせられる映画でもあります。
ジムが演じているのはローカルテレビ局のリポーターであるブルースです。人を笑わせることが得意なブルースが切望しているのは、同局のニュース番組のアンカーです。でも自分の夢が破れたことを知ると、生中継でハチャメチャなレポートを行い、放送局をクビになり、恋人ともギクシャクします。
人生に絶望したブルースは、「神よ、あんたは仕事をしていない」と悪態をつきます。すると「お前に全知全能の力を与えるから、代わりに神の仕事をしてみろ」と神から言われます。ただし先ほども書いたように、他人の心を変えることだけは不可能です。
神となったブルースが創造する世界はどのようなものか？
そして彼はそのことで何を学ぶことになるのか？
ブルースに感情移入することで、それは映画を見ている人に問いかけられることになります。そして映画を観終わった時、言葉にできない何かが腑に落ちます。そんな素敵な映画です。一度も観たことがない方、久しぶりに心の底から笑ってみたい方はには、超オススメの映画です。
恋人役のジェニファー・アニストンも素敵な演技です。そして神の役を演じたモーガン・フリーマンの演技には絶賛の拍手を送りたくなります。威厳があり、懐の深さを感じさせ、でもキュートでお茶目な神です。
私がこの映画でお気に入りなのは、神のメッセージの発信方法です。道端を歩いている時に、看板の表示やホームレスのメッセージボードで、一瞬だけの『真理』が示されます。見逃すとそれきりですが、心に響きます。
実際私と妻で、同じような経験をしたことがあります。ある事に関して知りたいことがある時でした。スーパーの駐車場から車を出した時、目の前を通過した車の看板に、その答えがモロに書かれていました。二人同時に驚くとともに、大笑いした経験があります。メッセージというのは、本当にそんな形でもたらされます。
では私が同じ能力を授けられたらどうするか？
私ならタイムトラベルをして、歴史の真実を知りたいです。特に気になるのは「本能寺の変」ですね。教科書に書かれているのが完璧な事実でないのは確信しています。だからこそ、本当のことが知りたい。きっとそうしたことを知るために、いろんな時代を旅するだろうと思います。
さて、あなたなら何をしますか？
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