SOLA TODAY Vol.43
わたしはいわゆるフリーランスです。そうはいってもピンからキリまでありますので、あえて自嘲的に言えば稼げないフリーランスですね(笑)
それでもフリーランスであるゆえに意識していることがあります。会社という後ろだてがあるわけではないので、自分の仕事に関してはすべて責任を負わなければなりません。さらに時間管理という意味で言えば、かなり厳格でストイックなものが求められます。それは当然ですね。
そんなフリーランスについて興味深い対談を見つけました。
自由なワークスタイル、だからこそ必要な信頼関係。これからのフリーランスに求められるものとは
企画物の対談でして、一般公開で行われています。対談に参加しているのは講談社の方や雑誌の創業者等4人のメンバーです。フリーランス経験者や、フリーランスの人に仕事を依頼する立場の人たちなので、なかなか興味深い対談になっています。
まずフリーランスで最も大切なのは「信頼関係」ということ。
会社組織の人間であれば、1度くらいの失敗なら取り戻すことが可能でしょう。でもフリーランスの場合に2度目はありませんし、常に相手の期待以上のアウトプットを意識していく必要があります。厳しいですが、そうしないと競争相手が山ほどいるわけですからね。
もちろん失敗しないだけでなく、仕事を途中で放り出さない、逃げないということも大切です。そうして信頼関係を強固に築いていく必要があります。業界ではフリーランスの評判がすぐに広まるので、信頼できない人は誰も仕事を頼まなくなります。
そして雑誌等の原稿で言えば、コピペをしないこと。ネットや雑誌から勝手に情報を持ち出す人がいるそうです。さらに連絡が取れること。トラブルが起きた時に連絡がとれない、あるいは逃げているようでは困ります。トラブルが起きた時に、どのような対応をするかでその人の真価がわかります。
この対談でも語られていますが、ウエブ雑誌のフリーライターになるための敷居は低くなっているそうです。その分質が落ちているとのこと。誰でも情報を得ることができますから、稼げるライターが少なくなっています。原稿料も安くなっているので、コピペや捏造等の問題が起きています。
フリーランスとして生きていくためには、他人がやらないニッチなことに方向を定めないと難しい。そんな時代になっています。黄色のデザインしかやらないデザイナーがいるそうですが、黄色に関する仕事はその人にほとんど集まります。一点特化型の強さですね。
フリーランスの立場として、とても参考になる対談でした。そして同時にあることを思いました。この内容って、フリーランスだけに適用するものではないと強く感じました。いわゆるサラリーマンという会社人間の人にとっても、留意すべきことなのではないでしょうか?
信頼関係、仕事を途中で放り出さない、捏造をしない、連絡が取れるようにする。社会人として当たり前のことです。フリーランスだからという項目ではないと思うのです。そしてニッチな分野について特化するということも、これからのサラリーマンの人にも求められていきます。
なぜならAIやロボットに仕事が奪われていくからです。誰にでもできる仕事はなくなっていきます。フリーランスとなって働くだけでなく、どこかの会社に残る場合でも、自分にしかできないことを持つ必要があります。そうでないと失業してしまう時代がやってきます。
誰であってもフリーランス的な生き方をする時代になってきました。そのようなマインドを持たないと、生き残れないでしょう。フリーランスであっても、そうでなくても、フリーランス的な生き方を身につける必要があると思います。
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