自分の顔を触ってしまう理由
先日買い物をしているとき、前から歩いてきた中年の女性のしぐさを見て驚いた。
片手には商品が入ったスーパーのレジ袋を持ち、もう一方の手で目をゴシゴシとこすっている。せっかくマスクをしているのに、あれではまったく意味がない。目の粘膜からだってウイルスに感染するんだからね。
ボクが買い物に行くときは、顔を触らないようにしつこいほど意識している。行き道はまだしも、スーパーに一度でも入ったら絶対に顔を触らない。商品を購入して袋に詰めると、アルコール入りのウエットティッシュで袋と手を念入りに拭く。そのあとは自宅に戻って手を洗うまでは、絶対に顔を触らないよう注意している。
ボクは普段から癖のように顔を触るので、かなり意識しないとついやってしまうから。幸いなことに買い物の帰り道は両手がふさがっているので、少し意識的になるだけで顔を触ることは防げる。それでも無意識になるとアブナイ。
なぜ人間はすぐに自分の顔を触ってしまうのだろう? その理由が書かれた記事を読んで納得した。
人が自分の顔を触るのを止められない理由。ある本能がそうさせる
あくまでも仮説とのことだけれど、結論から先に書いておこう。
人が自分の顔を触るのを止められないのは、自分の匂いをかごうとするから。
これなんとなくわかる。無意識に自分の顔を触ったとき、手の匂いを意識している気がする。動物は危険を察知するため、あるいは不安を和らげるために五感をフルに使う。聴覚や視覚に負けず劣らず活用しているのは嗅覚。犬や猫を見ているとよくわかるよね。
人間だって動物だから、匂いから得る情報に頼っている。イスラエルの研究チームによると、調査した人の94%が「自分自身」の匂いを、60%が「他人」を、94%が「家族や親戚」を嗅ぐという結果が出た。
自分の匂いを知覚するのに、もっとも効率的なのは手を顔に持っていくこと。そうして無意識に自分の匂いを確認したり、不純なものに触れていないかをチェックしているのだろう。股間を触ったときに匂いを確認する人が多いのは、きっとそれが理由なんだろうねwww
さらに自分の匂いを確認することで、動物は安心するらしい。この記事では、恥ずかしいときに両手で顔を隠す行為について書かれていた。恥ずかしさで不安になったとき、赤面を隠すということだけじゃなく、自分の匂いを嗅ぐことで安心するとのこと。
つまり人間は不安になると、自分の匂いを知覚したくなる。いまのように新型コロナウイルスによる不安が広がってくると、つい顔を触ってしまう人が増えるということかも。
でもその不安に負けて顔を触るのは、ウイルスの思う壺。もしかしたらそんな動物の習性をウイルスは知っているのかもしれないよ〜www
とにかく外出したら手を洗うまでは、顔を触らないことを強く意識するべきだと思う。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする