陰謀論にハマる人の共通点
久しぶりにブログサイトのログインできないので、スマートフォンで更新している。サイトの問題だと思うけれど、定期的に不具合が出る。ボクはすでに諦めモードなので、すぐに切り替えてブログのアップに集中している。
だけど陰謀論が好きな人は、こんな些細なことでも陰謀だと言い出すかもしれない。陰謀論にハマる人には、共通点があるように思っていた。昨日ある記事を見て、そのことをさらに確信した。
ロシアによるウクライナの侵攻が始まると同時に、ツイッターで拡散されているものがある。それはウクライナがネオナチで、ロシアのプーチン大統領は虐殺をくり返しているウクライナ政府を打倒するというもの。
その情報はロシアから発信されていて、主権国家への侵攻を正当化しようとしているのは明らか。ネオナチなんてヨーロッパのどの国にもいるだろうし、多くの一般市民を殺しているロシアの言い分としてはお粗末すぎる。そもそもウクライナの大統領はユダヤ人だからね。
そんな陰謀論を拡散しているのはどんな人たちなのか？ リンク先の記事はそれを調査したもの。これがなかなか興味深い結果になっている。
調査の詳細を知りたい人はリンク先の記事にわかりやすく書かれているので参照を。とりあえず結論だけを抜粋しておこう。
『ウクライナ政府はネオナチ』という情報を拡散していたアカウントの87.8%が反ワクチン関連ツイートを拡散していた』という結果だった。
この反対は成立しないそう。反ワクチンをツイートしている人のほとんどが、ウクライナ政府がネオナチだという情報を拡散しているわけじゃない。要するに陰謀論にハマりやすい人は、反ワクチンにも賛同しやすいということ。
陰謀論にハマりやすい人には、ある共通点があると思っている。これはスピリチュアル関連にハマる人にも言える。実際、ウクライナ政府のネオナチ論も、そして反ワクチンを訴えている人も、スピ関連の人がかなり多い。
そういう人にあるのは、『自分だけが真実を知っている』という思い込み。
あるいは、『自分は選ばれた人間だ』という選民意識。
世間一般の多くの人が信じていることに対して、とにかく天邪鬼のように反発する。なぜなら『自分だけが真実を知っている』から、その他大勢の人が賛同することは間違っているという流れになりやすい。
もう少し深く掘り下げると、コンプレックスの裏返しが発想の背景にある。自分が社会にうまく適合できないのは、多くの人が真実を知らないからだ、という思考になりやすい。だからあえてマイノリティの意見に好感を持ってしまう。
こんなことを感じるのは、ボクがそうだったから。死後世界やチャネリングに興味を持つことで、大勢の人が知らない真実を知っているという自己満足感があった。そしてその歪んだ満足感を、現実の人生から逃避する言い訳にしていた。そんな心理状態のときは、陰謀論に強烈な魅力を感じてしまう。そこにこそ真実があるように感じるから。
もちろん陰謀論と見なされたことが、真実だったということもあるだろう。だから陰謀論を頭から否定する気はない。だけど常に陰謀論に気持ちが傾くようだと、フェイクニュースに振り回されてしまうことになる。結局は、真実から遠ざかっていくばかりだと思うなぁ。
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