ガス欠のベンチッチ、今日からドバイ・オープン(ベンチッチを気絶するまで応援するブログ21)
ベリンダ・ベンチッチ、St. Petersburg Ladies Trophyで惜しくも準優勝でしたが、敗因は明白でガス欠です。
分析するほどの試合でもなかったので(はっきり言って凡戦。途中でベンチッチの負けを確信して観るのをやめました)多くは語りませんが、まったく勝ちたいという意欲が伝わってきませんでした。
時間があるときにもう一度、フェドカップに対して苦言を呈したいと思いますが、国別対抗戦なのに、ベンチッチは5試合のうち3試合も出場し、すべてに勝ってスイスに勝利をもたらしましたが、そのためにツアー3勝目を逃すという皮肉な結果。
体というより、頭が疲れ切っており、「天才」の名を欲しいままにするベンチッチが、ショットの選択ミスの連発(ショットをミスしているわけではない)。
錦織圭もそうですが、引き出しの多い選手は、肉体よりも先に脳が悲鳴を上げることがあるのですが、ベンチッチにはもはや勝つための「脳力」が残っていませんでした。
また、決勝で勝とうが負けようが、ついにTOP10プレイヤーになれるのは決定していたので、それで満足していたのも敗因の一つでしょう。
それよりも、昨日までロシアで戦っていたベンチッチが、今日からはドバイ・オープン(Dubai Duty Free Tennis Championships)。
ペテルスブルグ・オープンは1回戦は不戦勝だったのですが、今回は1回戦からの登場です。
ベンチッチが頭の疲れを取り除かないことには、格下相手に初戦で敗戦もあり得ると思います。
というか、ファンとしては、テニス界の宝なのですから、休ませてあげたいです。
本当に、フェドカップでベンチッチに3試合もさせた監督には怒り心頭ですね。
それよりも、今日から始まるドバイ・オープン(Dubai Duty Free Tennis Championships)は別の意味で楽しみです。
今年、これといった活躍ができていない、シモナ・ハレプ(全豪オープン初戦敗退)、ガルビネ・ムグルッサ(全豪オープン3回戦敗退)、ペトラ・クビトバ(全豪オープン2回戦敗退)が出場します。
特に、ペトラ・クビトバにいたっては、フェドカップにエースとして2試合出て、2試合とも敗戦(それでも、カロリーナ・プリスコバが1人で3勝の活躍でチェコが勝ちましたが)。
そうなんです。
ペトラ・クビトバは、2016年シーズンで、全豪オープンの1回戦の1勝しかあげていないのです。
さて、シモナ・ハレプ、ガルビネ・ムグルッサ、ペトラ・クビトバがどこまで調子を戻しているかが楽しみですね。
今週は、ベンチッチが勝つイメージが湧かないのですが、もし疲れを引きずっていなければ、今回の出場者で一番強いのはやはりベリンダ・ベンチッチだと思います。
それよりも、ついに世界ランク9位に浮上したベンチッチですが、3年も前から「将来のナンバーワン候補」と言われていました。
そのベンチッチを支えるスタッフですが、テニス経験のないお父さんがコーチ、ヒッティングパートナーが一人、時々、マルチナ・ヒンギスが練習に付き合ってくれるという、物凄く弱小な体制です。
ちなみに、マリア・シャラポワは、コーチ、ヒッティングパートナー、メンタルトレーナー(なぜか2人いる)、メディカルトレーナー、フィジカルトレーナー(日本人です)、フードトレーナーと、なんと11人の大所帯です。
11人以外にも、広報やらマネージャーやら色々いると思いますので、シャラポワが移動すれば、民族大移動が起きます。
ベンチッチを、本気でマルチナ・ヒンギスの後継者、そしてセレナ引退後の不動のナンバーワンにしようと思うなら、今年は真剣にチーム作りをしないと、「大人の事情」でせっかくの才能が潰されてしまいます。
なにせ、ベンチッチ自体は、まだ車の免許すらない子どもなのですから。
そんな心配を抱えながら、今日からはドバイ・オープン(Dubai Duty Free Tennis Championships)
5月まではグランドスラムがありませんので、選手の頭の片隅にあるのは、当然、来月のインディアン・ウェールズでしょう。
昨年は、シモナ・ハレプがこの大会で優勝して、ナンバー2の座を不動のものにしました(今は、全豪オープン女王のアンジェリック・ケルバーが2位ですが)。
とにかく、ベンチッチをあまり消耗しないようにお願いします。
「Road To Singapore」については、別ブログで。
今日は、ベンチッチのあまりの過密スケジュールが心配なので、真面目なブログにとどめておきます。
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