カサキナ、ケルバーを撃破!ドーハオープン2017(女子テニス246)
前回のブログでアンジェリック・ケルバーの勝利を予想しましたが、見事に外しました。
しかし、このような番狂わせは大歓迎。
僕のアイドル、ダリア・カサキナがアンジェリック・ケルバーを下しました!
僕がカサキナは負けると思ったのは、ペテルブルグ・オープンであまりに不甲斐ない負け方をしたこと。
そして、そのテニスのままドーハに入ってきて、1回戦のベグ戦でもストーリーのないテニスをしていたこと。
さらには、カサキナはダブルスにもエントリーしており、雨でスケジュールが滅茶苦茶の中、1日に3試合が組まれるなどが理由ですが、今日のカサキナは別人でした。
というよりも、ケルバーはこれでカサキナ相手に1勝2負ですが、完全にカサキナとの相性が悪いですね。
この試合、1stセットはケルバーはフォアハンドでカサキナのバックを攻めたのですが、これが完全に裏目。
カサキナはトリッキーなスピンのかかったスライスボールで応戦し、まったくケルバーのフォアハンドを苦にしていませんでした。
そして、ケルバーはよくそのような戦術を立てるのですが、1stセットは落としてもいいという感じになりましたが、結果論ですがこれが裏目に出ましたね。
1stセット、途中で手を抜いていなければ、ケルバーが取るチャンスはありました。
そして、2ndセットはケルバーの思惑通り、今度はカサキナのフォアハンドを攻めて、6-0で取りました。
ただ、このセットは2ブレイクダウンしたところでカサキナは捨てていましたので、結果的に最終セットでどちらが自分のテニスができるかの勝負になりましたが、自分のテニスができたのはカサキナでした。
バックハンドのスライス、ループボール、ドロップショットなどの多彩な球種でケルバーを翻弄し、フォアハンドでアングルのついたウィナーで仕留める作戦が見事にはまりました。
また、オンコートコーチングでコーチが、「キックサーブが有効だ。あとは今のままでいい」と、このコーチにしては珍しく簡潔なアドバイスでしたが、このアドバイスでカサキナは確実に、「自分のやっていることは間違えていない」と自信を深めましたね。
カサキナの、コートの中に入ってのライジングショットやネットプレーも久しぶりに見ましたが、これがカサキナがやりたいテニスなのだと思います。
僕は、全豪オープン以降のカサキナの不調は、彼女がやりたいテニスと、コーチが彼女にやらせたいテニスとの間に乖離があったからだと思っています。
シドニーオープンでは、確かにケルバーは1stセットを取られたところで無気力になりましたが、この試合はフェドカップをスキップしてまで臨んでおり、当然ですがガチです。
その本気モードのケルバーを倒したこのテニスを続けてくれれば、カサキナはTOP15くらいは間違いないのですが、次の試合で突然弱くなるのも今のカサキナです。
まだまだ予断を許しませんが、やはりカサキナのテニスには魅了されますね(*^^*)
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あとチリコも予選にいなかったんですよね。
ドバイのドローサイズは、不戦勝を除けば64じゃなかったでしたっけ?
だとしたら、チリコはストレートインできますね。
CiCiは順位的に微妙ですが、ストレートインしてて欲しいですね。
たった今、ウォズニアッキvsデイビスを観ましたが、デイビス可愛いですね(*^^*)
ファンになってしまいました。
大村さん、ドバイの予選始まっていますが、キャサリン・ベリスがいないんですよね。ひょっとして本選ストレートインできたんでしょうか。
チリコ観戦記でこのブログを知り、それ以来すっかりブログのファンになりました。大村さんの素晴らしい分析と笑いも忘れないこのブログが大好きです。
カサキナ、勝ちましたね。試合が決まった後に少しだけニコッと笑ったカサキナが可愛らしかったです。今年は日本に来てくれるといいなーと密かに思ってます。
大村さんのテニスで学ぶ英会話シリーズ(?)も好きなので機会がありましたらぜひお願いします(^-^)
今年はみんなでルイーザチリコの応援に行きませんか!(笑)
観客がボク一人では、チリコがかわいそうです( ;∀;)
昨年はあまりに急でなんの準備もできなかったのに、
チリコと林道で会話できる幸運に恵まれましたが、
今年は早めに準備して、もっと真剣にチリコを応援して、写真も撮りたいと思っています(*^^*)
チリコは、本当に感じのいい可愛らしい女性ですよ。
テレビで観るよりアジア系の顔で、日本でもっと人気が出ても不思議はないんですけどね~。
大村さん、しかしカサキナはコンディションでショットの出来不出来が雲泥の差になりますね。酷いときはほんとショットがひたすら浅いですからね。というか深いところにコントロールすることができなくなるんですかね。
カサキナのショットのコントロールの肝は下半身に見ているんですけど、そこに疲労がたまるとダメになるのかなと個人的には見ています。
膝に乳酸がたまりにたまった状態でも破綻させないストロークができるのかどうかがこれからのカサキナの最重要項目になるのかもしれません。
大坂なおみやキーズなどパワーがあるプレイヤーは上半身でごまかせることもできますよね?
なるほど。
膝に乳酸ですか。
これはテニスの話ではないのですが、昔プロ野球が好きだったころ、
(一応、野球少年でしたので)
下半身に乳酸が溜まると、守備で構えたときに歩幅が狭くなると聞いたことがあります。
今度、リターンのときのカサキナの構えを見てみます。
東京五輪には出場できないです。
あと2007年のモレスモは全豪4回戦、全仏3回戦、ウィンブルドン4回戦、全米欠場です。
ケルバーなんか元気なかったですね。なんかデジャヴな感覚を受けたのですが、思い返してみたらモレスモでしたね。
モレスモは2006年それこそ2016年のケルバーとダブりましたし、そしてモレスモの2007年はひょっとしたらケルバーの2017年とそっくりになるのではないかと。
つまり今年のケルバーはGSベスト8を逃す年になるということですね。
そしてそれから導かれる結論としてはケルバーは2019年に引退して東京五輪には出場したいということですかね。
ケルバーは、No.1ではなくなりましたので、全豪オープン前よりは積極性が見られましたが、
「勝って当たり前」のプレッシャーなのか、オフシーズンの調整ミスなのか、
昨年が出来過ぎだったのか、正直、誰がケルバーに勝っても不思議はない状況ですね。
ハレプもムグルサも元気がありませんし、なにかセレナ一強に戻ってしまいましたね。
まあ、ボクは愚直にスビトリーナとカサキナを応援し続けるだけですが。