自分という世界を楽しむこと
台風が過ぎてから秋晴れが続いていますが、気温もぐっと低くなってきました。昼間はそこそこの温度でも朝晩が冷えることで、樹木の紅葉が進んでいくのですね。
昨日の写真ですが、街はハロウィン一色です。汗ばむ気候でのハロウィンは似合いませんから、いい雰囲気になってきました。それでも来月になれば、一気にクリスマスムードに変更されてしまうのでしょうね。
昨日はようやく図書館で予約した本を5冊もって帰ることができました。さっそく1冊を今朝読み終えて、今は2冊目の半分くらいです。このペースですと一週間はもたないので、さらに予約を追加しています。
ということで今日読了した本が面白かったので紹介します。
『ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる!』堀江貴文、岡田斗司夫 共著という本です。
いわゆる対談本です。堀江さんが服役する以前と出所されてからの対談を収録したものですが、とにかく奇想天外で最高に面白かったです。変人の私が言うのもなんですが、堀江さんはいい意味で本物の変人だと思って尊敬しています。しかし、岡田さんというもっとぶっ飛んだ変人の存在を知って痛快でした。
岡田さんは社会評論家という肩書きですが、過去にマサチューセッツ工科大の講師をされたり、現在では大阪芸大の客員教授もされています。それだけではなくアニメ制作会社を設立されたりして、アニメ作品を世に残されています。
特に私の興味を引いたのは、現在の貨幣経済を根本からひっくり返すような発想です。通常会社を作ったら、社長として従業員に給料を払いますね。ところが岡田さんが作られた組織は、社員として参加した人が岡田さんに給料を払うという普通の流れと反対のシステムになっています。
その代わり、岡田さんが書かれた本の原稿料や印税は、個人として一切受け取られていません。出版社にしたら有難い存在ですね。自分という存在や能力をコンテンツとして売り出すことで、生活をされているのです。この短い場所でそのシステムを説明できませんけれどね。
対談の内容は、現代社会が貨幣経済から評価経済に移行しているという話題や、二人でアニメを作ろうという内容が中心です。その資金集めからアニメを完成させるための独自のノウハウを読んでいるだけで、まさしく目から鱗が落ちる本だと思います。
その岡田さんのぶっ飛び加減に感銘を受けましたので、さっそく図書館でいくつか彼の著書を予約しました。手元に届いたら、じっくり勉強したいと思っています。楽しみだなぁ。
本を読むことは大好きですが、最近は意図的にそのジャンルを広げています。スピ系の本ばかり読んでいますと、どうしても世界が偏りがちです。この本のようなジャンルや、ビジネス書、自己啓発本、自分の嗜好と違うジャンルの小説等、限界を設けることなく乱読しています。
この世界で生きていくためには、「高羽そら」というアイデンティティが必要です。「自我」といのはとても大切なものなのです。かといってその「自我」と完全に同一化して唯一の真実だと思い込むことは、人生に苦悩をもたらすだけです。
「自我」を客観的に見つめるためには、徹底してその「自我」の世界を楽しむことだと思っています。楽しいこと悲しいこと、嬉しいこと嫌なことを含めて、「自我」がこの世界をどのように捉えているかを、積極的に楽しむ気持ちが大切です。
あえて意図的にそうすることで、「自我」を客観的に見ることができます。「今日も楽しんでるかい?」と「自我」に声をかけることを日課にしています。その「自我」との快適な距離を維持しつつ、自分の限界を日々広げていきたいと願っています。
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