刺激ビンビン!
間もなく10月も終わりですが、ここ数日は冬っぽい気温です。ボチボチ関西でも紅葉の便りが聞こえてきそうです。奈良県の天河神社近くにある巨大な銀杏の木が大好きなのですが、もう紅葉が見ごろかもしれません。そんな冷たい空気のなか、元気に活動しているスズメバチを昨日見つけました。
あまりに可愛いんで写真を撮らせてもらったのですが、ちょっとビビっていました。写真の蜂は蜜を吸うのに一生懸命だったのですが、シャッターの音がした瞬間に他の偵察隊の蜂が私をロックオン!すぐにその場を離れましたが、スズメバチは注意しないといけませんね。
それとは対照的に、全く無警戒で毎日コタツの中で弛緩しているのは我が家のミューナです。そのミューナの動く姿を、Instagramでアップしてみました。5秒ほどの動画ですが、動いているミューナを見たい方は今日の午後の私のTwitterかFacebookをチェックしてくださいね。
さて、かなり面白い本を読みました。400ページ近くあっておまけに二段書き。普段は1日で本を読了するのですが、さすがに3日かかりました。でも刺激をビンビンと受けた素敵な本でした。
『遺言』岡田斗司夫 著という本です。
先日のブログでホリエモンさんとの対談本を紹介しました。その本を読んで岡田さんに興味を持ちましたので、図書館で借りてみました。現在の岡田さんは文筆業を核として、大学の講師や様々な仕事をされています。そんな岡田さんのスタートは、アニメ映画の製作でした。
大学を卒業してガイナックスという会社を設立された岡田さんは、アニメの歴史に残る様々な作品やゲームを残されています。そのガイナックスの社長となった経緯から退社するまでを、作品を通じて自伝的に書かれた本です。
全てを語ってしまおうという意味で『遺言』というタイトルにされたのでしょう。実際、岡田さん自身が本の印税を受け取る著作はこの本が最後で、それ以降に出版される本は基本的に無報酬で書かれています。その仕組みがとても面白いのですが、書いているとキリがありませんので割愛しますね。
とにかく面白かったのは、アニメ業界の裏側です。どのような形で作品が完成されていくのか、その過程がよく理解できました。さらに業界に残る古い慣習や驚くようなシステムに口がアングリ……。大金が動くからでしょうが、魑魅魍魎のドロドロした世界を垣間見せてもらうことができました。
映画が好きな私だからこそ面白かったのかもしれません。いわゆるオタクだと自称されている岡田さんですから、とにかく文章が面白い。私もアニメが好きな子供でしたが、ロボットアニメに関しては『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』止まりで、『ガンダム』シリーズは見たことがありません。
だからとてもアニメファンとは言えませんが、それでもめちゃ面白かったです。特に勉強になったのは、作品のテーマを持つことの大切さです。そして作品を完成させていく過程で、そのテーマをどのようにして表現していくかを学ばせていただきました。アニメファン、そして何かを創りたいクリエーターの人にとって、とても有意義な本だと思います。
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