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高羽そらさんインタビュー

死神とのチェス対決

天気予報どおり今日は暖かい。明らかに数日前とは気温が違います。じっと家にいると肌寒く感じますが、パソコンに向かい続けていても寒いと感じることがありませんでした。明日の天気は下り坂ですが、もっと暖かくなるとのこと。場所によっては最高気温が20度という予想もあります。桜が咲きそうな気温ですね。

 

でもまだ2月の中旬に入ったばかり。そういえば日曜日はバレンタインデーです。以前『不死鳥を見た男』という小説をブログで連載しました。その中でトミーというヤンキーが登場します。そのモデルになった人物は、バレンタインデーが誕生日でした。いつもこの時期になると思い出します。

 

よくモテましたから、「誕生日かバレンタインデーか、どっちでもらったのか、ようわからん」と言っていました。どっちだとしても、もらえたらいいと思うのですけれどね。贅沢な奴です。

 

そういえば今年は日曜日ですから、義理チョコは減るのでしょうか? それとも義理チョコ自体、すでにオワコンなのかな? そうした職場を離れて長いので、現状はどうなっているのか知りません。

 

私はあの義理チョコが嫌で、転職するたびに勤めた会社で廃止に追い込んでいました。お返しも面倒ですしね。わざわざチョコ業界の陰謀に乗る必要はありません。恵方巻きと同じです。本当にあげたい人同士でやりとりすればいいじゃないですか。でもバレンタイン商戦自体は続いているようですから、普段は食べることのない美味しいチョコを、自分たちで買って食べるのは楽しいでしょうね。

 

さて、先日に観た映画です。知る人ぞ知る、という有名な映画らしいですが、私は初めて観ました。

 

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『第七の封印』という1957年のスウェーデンの映画です。

 

モノクロ、古い、ヨーロッパ映画。この3つの要素だけで避けたくなりますが、途中で止めるつもりで観てみました。ところが意外や意外、最後まで真剣に観てしまいました。セリフもいいですし、ストーリーも面白い。キリスト教に関心がない人にはつまらないかもしれませんが、とてもよくできた映画だと思いました。

 

この『第七の封印』というタイトルは、人類の終末を予言した『ヨハネの黙示録』から取られたものです。冒頭にその一節が出てきます。

 

舞台は十字軍の遠征が終わった中世の北欧。アントニウスという騎士が従者のヨンスを連れて、10年ぶりに故郷のスウェーデンに戻ります。神の名の下に戦ってきたのに、悲惨な戦場を見ただけです。本当に神は存在するのだろうか、という疑問をアントニウスは持っています。

 

そしてその時代、ペストが猛威をふるっていました。いたるところで人々が行き倒れています。まるでこの世の地獄です。ますます神の存在が疑わしくなってきます。

 

そんなアントニウスに死神が接触してきました。死ぬことを恐れていませんが、彼は死神と交渉します。チェスの勝負を挑みました。自分が負けたらいさぎよく死を受け入れる、もし勝てば見逃して欲しい、と持ちかけたのです。でもそれは神の存在を確認してから死にたい、という彼の最後の希望でした。

 

自宅へ戻る途中、いろいろな人々と出会います。家族をペストで失った少女。犯罪者に成り下がった元聖職者。純朴な旅芸人の一座。妻に逃げられた鍛冶屋等です。アントニウスはそれらの人を旅の一行に迎えます。その中で旅芸人のニルスだけは、神や死神が見える人物でした。

 

最終的にはアントニウスはチェスで負けます。彼自身の魂の救済も神との対話も達成できないまま、死を迎えることになります。でもニルスに死神とチェスをしている場面を見せることで、旅芸人の一家だけを救うことはできました。それ以外のメンバーは、死神に連れ去られていきます。

 

とても不思議な物語でした。でも言葉でうまく説明できませんが、その独特な世界に引き込まれていくのを感じました。セリフの一つ一つが心に残ります。カンヌ映画祭でパルム・ドールにノミネートされたのが、わかるような気がします。審査員特別賞を受賞したのが頷ける作品でした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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