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高羽そらさんインタビュー

ガストンとの対話2 Vol.31

ガストンさん、昨夜は神戸の花火大会を鑑賞していました。自宅マンションから見ることができるので、気楽に夏の風物詩を楽しむことができます。京都にいる頃は琵琶湖の花火大会に行っていましたが、行き帰りの列車が物凄いことになるので大変でした。駅の出入り口に並び始めてホームに立つまで、1〜2時間かかりましたからね。

 

「まさにカオスだな。人間は強い生命エネルギーを常に放出している。大勢の人間が集合して混沌としていれば、その場にいるだけでそのエネルギーに影響されて疲れ果ててしまうだろう」

 

まさにその通りですね。花火を見た楽しさよりも、人にもみくちゃにされて疲れた印象が最後に残ります。昨日から帰省ラッシュも始まりました。列車でも高速道路でも、物凄い人や車でごった返すのでしょう。移動される方は、本当にお疲れ様ですね。

 

「科学的な考察としてカオス理論があるのを知っているな。物事は放置しておくと、必然的にカオスの様相を呈する。混沌とさせるのは簡単だ。何もしなければいい。だが安定させるのは膨大なエネルギーを必要とする。そのことは理解できるな」

 

えぇ、もちろん。部屋を例に考えるとわかりやすいですね。放置しておけば物が散らかり、埃まみれになります。我が家などはミューナがいますから、まき散らされたトイレの砂や体毛ですぐにカオス状態になります。でもそれを掃除しようとすれば、朝から汗だくにならなければいけません。今も掃除が終わってこの対話を書いていますが、タオルが手放せない状況です。

 

「暑いからといって水に氷を入れても、この時期ならあっという間に溶けてしまう。「冷たい」という状態を安定させて維持するためには、冷蔵庫を使って莫大なエネルギーを使う必要がある。安定という言葉を聞くと、落ち着いた静かなイメージを持つであろう。しかしこの物質世界では放置しておけばカオスとなる。特定の安定した状態を維持するには、エネルギーが必要だということだ」

 

それは人間の心の状態にも当てはまりそうですね。先日のブログで、夢は荒唐無稽であるのが当たり前だ、と書きました。なぜなら心が荒唐無稽だからです。その心を安定させるには、かなりの意識的エネルギーが必要ですね。

 

「よく人間は言うであろう。普通であることが幸せだ、とな。だがこの世界は諸行無常だ。変化を避けることはできない。普通であるためには、何もせずにじっとしていてもダメだ。普通であることは簡単ではない。自分の心を安定した平穏な状態で維持させるには、強い意志と心の鍛錬が必要となる。それに要するエネルギーがどれだけの多くの量になるかは想像できるであろう?」

 

瞑想をしたことがある人なら、すぐに理解できることですね。心を落ち着かせるのは簡単ではありません。普通だとか平凡だという言葉が尊ばれますが、そうであることを維持するのは大変です。多くのエネルギーを要するということは、それだけ努力を必要とする。人間は努力したと思えば、その見返りを求めます。普通でありたいという願いが、普通であることに執着してしまう可能性もありますね?

 

「その通りだ。人間はある状態を維持させるためにエネルギーを注ぐ。しかしそれがいつしか執着に取って代わり、自分自身を苦しめることになる。それはエネルギーの使い方が間違っているからだ。もっと正確に言えば、間違ったエネルギーを使っているからだよ」

 

エネルギーに種類がある、ということですか?

 

「そうだ。有限で、いつしか枯渇するであろうエネルギーを使うから、消耗を感じて自分の無力さを痛感する。だから執着してしまうのだ。無限で、尽きることのないエネルギーを使えば、疲れることなくカオスを安定に変換できる。そしてそれはいつでも可能だと思えるから、執着することもない。心に余裕を持って、カオスも秩序も楽しむことができる。有限と無限のエネルギーの違いがわかるか?」

 

この現実世界は全てが有限ですね。だからそこには無限のエネルギーが存在しない。ということは、物質世界を超越した場所に存在するエネルギーですね。

 

「その考え方でいいだろう。自我と真我で考えるとわかりやすい。普通の人間は自我のエネルギーを使って、カオスに秩序をもたらそうとしている。それでは力尽きるのが目に見えている。だが真我のエネルギーは無限で永遠だ。現実世界の人生に真我のエネルギーを持ち込むことができれば、カオスに惑わされることがなくなる。その真我のエネルギーが、どこか決められた場所にあるなどと思い違いするでないぞ。この世界はその無限のエネルギーで満ちている。人間がそれを使うことができていないだけだ」

 

はい、わかります。無限のエネルギーが真我のエネルギーであるなら、そのエネルギーを受け取れるのはただ一つです。「今、ここ」です。過去や未来に囚われている自我のエネルギーを利用すれば、それは有限なのでいつかは消失します。でも「今、ここ」に繋がることで、無限のエネルギーを使うことができますね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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