流れに逆らわない生き方
今日はいつもとちがう時間配分で過ごしている。年末モードに入ったというわけじゃない。雨のせいなんだよね。
自宅にいるときと買い物に出るときのパターンは決まっている。1年のほどんとをその2つのパターンで過ごしている。外出する日は朝食後に掃除を終えると、朝のブログを書いて家を出る。そして午前中に戻ってきて、午後から仕事をする。
自宅にいる日は午前中も仕事をするというだけ。ただ今日の神戸は午前中に雨のピークがくるという予報。そしてそのとおり、雨雲レーダーの予測もかなりの雨になりそう。それで午前中に仕事を持ってきて、午後から買い物に出かけた。
こんなこと普通じゃないの? そう思う人は多いだろう。
でもそれは他人の目で見るからそう思う。人間というのは意外に普段のルーティンにこだわっている人が多い。たまたまうまくいったパターンがあると、ずっとそれを踏襲しようという習性がある。多かれ少なかれ、そんな習性を誰もが持っているはず。
ボクは昔からその傾向が強い。『げん担ぎ』を意識したことはないけれど、それに近いことをやる場合が多い。あるパターンが心地いいと感じると、それを継続しようとする。
それにプラスして、決めたことをやり通したいというストイックな面が強い。よく言えばそうだけれど、悪く言えば頑固だということ。だから自分がやると決心したことを、なんとしてもやろうと踏ん張ってしまう。
だけど最近になって、少しずつその習性を見直そうと意識している。世の中に出来事にはある種の『流れ』があると感じている。だから何かを成就しようと思ったとき、その瞬間の『流れ』に乗ってしまうほうがスムーズに運ぶ。
まさに川と同じで、水の流れにしたがっていれば船を漕ぐ必要がない。斜めに進もうと思ったり、上流に向かおうとするから余計な労力を使ってしまう。だから自分の計画やルーティンとちがうパターンが出てきても、それに逆らわないように意識している。
今日の買い物のようなことでも、そうした感覚の練習になる。本音を言えばいつものとおり午前中に買い物を済ませて午後の仕事に集中したい。以前のボクなら、傘をさしてでも外出しただろう。つまり今日のように予定を変更できるのは、ボクにとって別のことにも影響している。
買い物のような小さなことで試していかないと、さらに大きな出来事に対応できない。本気で『流れ』に乗るべきときが来ているのに、過去のやり方にこだわって貴重なチャンスを逃してしまうかもしれない。だから些細なことから『流れ』に乗るクセをつけようと思っている。
ただし忘れてはいけないことがある。必ず結果をフィードバッグすること。それは『流れ』に乗るべきときと、そうでないときを見極めるため。
感じている『流れ』が望むものではないこともあるはず。そんなときは無理やり『流れ』に乗ることで、言語化できない違和感を覚えると思う。本当はそのまま自分の意思を貫くべきときだったのに、不安や怖れによって『流れ』に逃げてしまうこともあるはずだから。
このあたりはめちゃめちゃ難しい。経験を重ねるしかない。ただし人間の傾向として、『変化』を避けるということがある。だからこそあえて『流れ』に乗ってみることで、そのあたりの感覚がつかめてくるんだと思っている。
いい意味で、流れに逆らわない生き方ができたらと本気で願っている。
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