ヴィーガンはどう答える?
ボクが最近注意しているのは、猫のミューナの前でつまらない冗談を言わないこと。
例えば、こんな忙しいときにウンチしないで、というような言葉。軽い冗談のつもりでも、彼は本気にしてしまうかもしれない。本当にウンチをしなくなったら困る。だから常に人間と同じように接している。
これはサボテンでも同じ。昔は冗談で「花を咲かさなかったら、サボテンステーキにするよ」と言ったことがある。だけどもし本気で解釈されていたら? そう思うと言えなくなった。彼女たちにはミューナのように耳はないけれど、ボクの言葉がストレートに伝わっているような気がするから。
植物に対するそんなボクの接し方は、それほど的外れじゃないかも。かなり驚く記事を読んだ。
なんと植物が悲鳴を発しているらしい。イスラエルのテルアビブ大学における研究で、植物の水分が不足したり、茎が切られるというストレスがかかると、超音波の悲鳴を出すことがわかった。
昆虫や一部の哺乳類なら、5メートル離れていてもその音が聴こえる。幹のなかて気泡を作ったり消滅させて、その超音波を出すとのこと。
驚いたことに、ストレスの内容によって出し方が変わる。水不足の場合、トマトは1時間あたり平均35回、タバコなら11回音を出す。
幹が切られたとき、トマトは25回、タバコは15回とのこと。だから音を聴けば、それらの植物がどんなストレスを抱えているかがわかるそう。もちろんなんらかの反応をしているだけで、悲鳴ではないかもしれない。だけどストレスを感じて意思表示をしているのは事実だと思う。
その音を聴いた昆虫はその植物で卵を産むのをやめたり、水不足を他の植物に伝えたりできる。すごいよね!
植物には脳がないけれど、動物と同じように意思表示できるということ。だから我が家のサボテンも、ボクに何かを伝えているかもしれない。
こうなると料理をするとき、ちょっと気になる。野菜に包丁を入れたら、人間の耳に聴こえない超音波の悲鳴をあげているかもしれないから。
さて、この研究結果が事実だとすると、ヴィーガンの人たちはどう思うのだろう。その答えを聞いてみたい。
だって動物と同じように悲鳴をあげるんだよ。それでも食べることができる? 切り刻むことができる? この記事を読んでもらって、彼らがどう答えるのか聞いてみたい。
それなら動物と同じだから何も食べない。そう言い切るヴィーガンの人がいたら、ボクは心から尊敬する。是非とも、餓死される前にお会いして話を聞いてみたい。無理かなwww
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