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高羽そらさんインタビュー

思い込みによる疑いの怖さ

人間から思い込みを無くすのは難しい。思い込みは想定される危機を回避しようとする人間の本能だから、どうしようもないのだろう。

 

だけど思い込みが暴走すると怖い。過去に起きた戦争の多くは、そんな思い込みの暴走が影響しているように思う。

 

平和の祭典であるはずのオリンピックでも、そんな思い込みの怖さを感じる出来事があった。

 

伊藤美誠に“妨害”ライト、韓国メディア犯人説が流布するも、ようやくわかった真相

 

これは7月28日に起きた。卓球女子シングルスの準々決勝で伊藤美誠選手が韓国の選手と対戦していた。その際、伊藤選手が報道陣のライトが眩しい、と審判にジェスチャーでアピールした。

 

その日、この事実がネットで報道された。ボクも目にしている。それは伊藤選手にライトを当てたのは、韓国のメディアだというもの。故意にライトを当てることで、伊藤選手の妨害をしたという憶測が流れた。

 

結論からいえば、これは濡れ衣だった。真相は日本テレビの『スッキリ!』のクルーがうっかりとやってしまったもの。日本テレビもこの事実を認めている。韓国メディアとしては疑いが晴れたものの、『スッキリ!』という気分ではなかっただろう。

 

だけどこうした思い込みによるデマ報道が流れたのは、それなりの背景がある。韓国は今回の東京オリンピックに関して、明らかな反日行動をとってきたから。選手たちに福島県産の食材を食べないように指示したり、選手村に反日の横断幕を掲げたりしている。

 

こうした韓国の態度が日本人の思い込みにあったことで、伊藤選手に対する妨害だと確信させたというのが真相。笑い飛ばせればいいんだけれど、これは意外に根が深い問題だと思う。

 

日本と韓国に関していえば、過去の経緯を考えると複雑な関係であることは事実。北朝鮮との内戦があったから韓国としては一応アメリカ側、つまり日本とは同じサイドにいる。だけど国民感情はそう簡単に割り切れない。反日教育の影響もあるだろう。

 

先日観た『エンド・オブ・ホワイトハウス』という映画で、アメリカ大統領が人質にされたことで韓国に駐留しているアメリカ軍を撤退させるというシーンがあった。アメリカ軍がそうした動きを見せた直後、北朝鮮軍が半島統一をスローガンとして動き出している。

 

フィクションとはいえ、これが東アジアの現実だということ。つまり微妙なバランスでかりそめの平和が維持されているだけ。それゆえ思い込みによる疑いによって、そのバランスが崩壊する可能性はゼロじゃない。

 

まったくの勘違いなのに、それが戦争の火種となったことは過去の歴史でもあったはず。軽く流されているニュースだけど、ボクはそんな怖さをこの報道から感じてしまった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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