夏のマスクで注意すること
2度目となった夏のマスク生活なので、蝉の声を聞きながらマスクをしていることに慣れた。むしろマスクをしていない人が目につくほど。
これからもしばらくはマスクが手離せない日常が続くはず。なぜならデルタ株の感染力は強いので、ワクチン接種を済ませた人でも外出する際はマスクの着用をするべき。一度はマスクの着用を緩めたアメリカでも、再びマスクに関する強制力を強めようとしている。
ワクチン接種を済ませた人はデルタ株に感染しても重症化していない。ただウイルスのキャリアとなってしまう可能性が高いので、マスクをしましょうということ。逆にいえばきちんとマスクをして三密を回避していれば、デルタ株をそれほど恐れる必要はない。
だからといって、どこでもマスクをすればいいというものじゃない。夏のマスクに関して、こんな注意が発信されている。
濡れると呼吸困難の恐れ…専門家に聞いた「水辺でのマスクの危険性」感染リスクは水の中より”地上の場面”
夏といえば水。なんとプールや海水浴場でマスクをつけたまま遊泳している人が増えているそう。リンク先の記事にもそうした写真がアップされている。
これは常識的に考えてヤバい。不織布のマスクが濡れたら呼吸ができなくなる。子供だったらパニックを起こしておぼれてしまうかもしれない。シリコンやウレタン製のプール用マスクもあるそうだけれど、専門家によるとプールサイドで効果はあっても、水中で呼吸がしづらくなることは変わらないとのこと。
そもそもウレタンマスクはデルタ株に効果がないというのが、医師たちの常識となっている。そうなると不織布のマスクをつけて泳ぐのは危険でしかない。リンク先の記事によると、プールでの遊泳にマスクは必要ないそう。
コロナが広がるのは飛沫によるもの。プールではそうした飛沫が水に流れ、かつプールの水の塩素がコロナに効いているらしい。だから呼吸困難になる危険を考えると、泳ぐときはマスクをしないほうがいい。実際、今年はマスクによる遊泳中の事故が増えているらしい。
やはり注意するべきは地上。プールでも更衣室等に行けばマスクと三密回避を徹底するべき。感染に注意するのは大切だけれど、マスクの利用に関して夏は切り替えを意識しないと、取り返しのつかない水の事故を誘発してしまう。
水泳でなくても、夏のマスクは注意するべきことがある。これはボクが実感している。それは汗。
35度前後の気温で買い物に行くときでも、当然ながらボクはマスクをしている。だけど神戸で避けることのできない上り坂を歩くとき、尋常ではない汗をかく。その汗が顔を流れて不織布のマスクを濡らし、呼吸しづらいという経験を何度かしている。
それゆえ夏の外出時にはマスクのノーズフィットをうまく調節して、鼻と口のあたりに小さいドームのような空間を設けるようにしている。汗でマスクの不織布が密着しないようにするため。
そして上り坂での呼吸を工夫している。意識的に息を吐いたり吸ったりして、適切な呼吸をキープする。妊婦さんのラマーズ法のような雰囲気かな。さらに心拍数が上がりすぎないよう意識して、ゆっくりとしたペースを意識して歩く。
それだけで熱中症の予防になっていると、自己満足ながらそう感じている。まだまだ暑い日が続くけれど、夏に適した感染予防を徹底していこうと思っている。
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