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高羽そらさんインタビュー

宗教離れの原因は宗教家

日本人の場合、特定宗教の信者である人は少ない。正月には神社で初詣、お彼岸やお盆には寺で墓参り、クリスマスを盛大に祝いつつ、子供が生まれたらお宮参りに神社へ行き、家族が亡くなればまたまた寺の登場という感じで、海外の人から見れば宗教に関して節操がない。

 

おそらく日本人の多くが、いわゆる無宗教に近い状態だろう。自分の宗教を明確に答えられる人は、日本ではマイノリティだと思う。ところが信仰が明確化される海外においても、最近では日本人のような感覚の人が増えているらしい。

 

「宗教は社会を害する」とカナダ人の多くが考えていることが調査により判明

 

リンク先の記事は、宗教に関するカナダでのアンケート結果をまとめたもの。

 

『カナダ統計局は2021年に、「15歳以上のカナダ人のうち、何らかの宗教に所属していると答えた人は68%しかいない」との調査結果を発表しました。カナダで宗教に帰属する人が70%を下回ったのは、1985年に統計が始まって以来初めてのことです』という結果が出ている。

 

68%という数字は、日本人にすればかなり高いと感じる。それでもカナダでは宗教の危機という雰囲気になっているらしい。そこで宗教に関する意識調査が行われた。宗教や宗派によって様々な意見が出ている。それらの意見をまとめると、以下のようになるそう。

 

『キリスト教とイスラム教の2つが「社会にとって有益というよりも有害である」と考えるカナダ人が多いことが判明しました』とのこと。

 

無益ではなく、むしろ有害だと答えている人が増えている。こうした宗教離れの原因はどこにあるんだろう?

 

これは議論の余地なく、その原因は宗教家たちにある。ボクはそう思う。人の心に救いをもたらすという宗教本来の役割を忘れ、己の属する宗教や宗派の利益を優先させてきた結果だということ。この二つの宗教が、これまでの戦争やテロの温床となっていることは否定できない。

 

わかりやすい例で言えば、中世のキリスト教がその典型。布教を理由として、スペインやポルトガルは南米の先住民族を武力で絶滅させた。日本の戦国時代にキリスト教が入ってきたときも、当然ながら同じ目的だった。ボクのような戦国オタクなら知っているだろう。

 

宣教師たちの真の目的は、その国を武力で制圧できるかどうかの下調べ。日本にやってきた宣教師が国王に送った書簡にそのことを明確に書いている。日本を武力で制圧するのは無理だ、と国王宛に書かれた宣教師の手紙が残っている。

 

戦国時代の日本はあっという間に鉄砲が全国の武将に広まり、当時の世界としてはトップクラスの軍事大国だった。常に戦が絶えなかったから。それゆえ日本の武士の強さを目の当たりにした宣教師は、他の東南アジアや南米のようにはいかないと国王に報告している。

 

それゆえまずはキリスト教を広めて、じわじわと日本人を籠絡させるという作戦に出た。織田信長は一向宗を始めとする仏教勢力を嫌っていたので、喜んで布教を許した。ところが彼が暗殺されて豊臣秀吉の時代になったとき、キリスト教は日本から締め出しを食らった。

 

これは秀吉が行った政治で最も賞賛されるべきことのひとつ。最初は武士への布教を禁じただけ。民衆への布教は許していた。ところがキリスト教を通じて日本にやってきた外国人が、貧しい人たちを奴隷として海外に連れ出していることがバレた。そのことを知った秀吉は怒り狂い、キリスト教を日本から完全に追い出すことにした。これは学校の歴史では教えてくれない事実。

 

もし秀吉や側近がそのことを見逃していたら、日本は江戸時代の鎖国を迎える前に植民地化されていたかもしれない。その元凶はキリスト教の布教だということ。少し話が逸れたけれど、こうした体質がいまだに既存宗教には残っているのでは?

 

現代日本の仏教だって同じ。檀家に徳を積ませるという欺瞞で金銭的な負担を強いる前に、自分が檀家に尽くすことを考えるべき。自己の利益しか考えていないという意味では、中世のキリスト教と何も変わらない。こんな状態が続くようなら、ますます宗教離れが進んでいくだろうね。少し熱くなってしまったかなwww

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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