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高羽そらさんインタビュー

今日の言葉 9月10日

『どうして私たちは無思慮なのか?』

 

思考する主体である思考者は、習慣や反芻、模倣によって、自らの考えを思考します。そしてそれが無知と悲しみをもたらすのです。習慣とは思慮の欠如ではありませんか? 気づきは秩序を生み出しますが、決して習慣を生み出しはしません。凝り固まった性向は、無思慮をもたらすだけです。

 

どうして人は無思慮なのでしょう? それは考えることが苦痛に満ちていて、煩わしさをもたらし、対立をもたらすからであり、考えることで、自分の行動が既存のパターンと相容れなくなってしまうかもしれないからです。

 

このような精神は、未知を見出すために、決して既知を手放しません。思考する痛みを実感しているので、思考者は模倣したり習慣的行為にはまったりして、無思慮となっていきます。思考することが怖いので、思考者は無思慮のパターンを生み出すのです。しかし行為と思考者は同じです。ですから思考者は自分を恐れているのです。

 

思考者は無知や悲しみの原因です。思考者は自身を様々な思考カテゴリーに分割するかもしれませんが、それでも思考が思考者であることに変わりはありません。思考する者と、それが何かであるため、何かになるために払う努力こそが、他ならぬ葛藤と混乱の原因であるのです。

 

〜クリシュナムルティ著『四季の瞑想—クリシュナムルティの一日一話』より〜

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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