大麻で知っておくべきこと
税理士事務所時代にボクの先輩だった男性は、アメリカに留学していたことがある。そのときマリファナ、つまり大麻を経験したそう。
感覚が異様なほど鋭くなって、普段聴いている音楽がとてつもなく素晴らしく感じられたとのこと。もちろん違法だけどね。
そんな大麻に関して、世界的に合法化が進んでいる。日本でも大麻を解禁するべき、という声が出ている。特に多いのはスピ系の人たち。タバコのように常習性のないものだし、医療用としても効果がある。
もっと過激な意見だと、大麻を解禁しないのは政府の陰謀だと語っている人もいる。ボクは大麻なんてどうでもいいと思っているので、賛成も反対も適当に聞き流している。
ただし大麻解禁が世界的な傾向だと言っても、その実態を知っておくことは大切。安易な賛成意見に流されるべきではないと思う。
アメリカにはマリファナが合法の地域がある?みんな使っているのか?
とてもわかりやすく書かれた記事。スピ系のリーダーが推進しているからと、無条件に大麻解禁を容認している人は目を通すべき内容だと思う。
まず重要なのはアメリカで大麻が解禁されている州に旅行しても、日本人はダメだということ。これは誤解している人が多いだろう。日本で大麻が禁止されているのは国内外を問わない。日本人である限り、世界中のどこで大麻を所持しても使用しても違法。
続いて大麻の解禁には、それなりの理由があるという事実。アメリカでは医療用大麻の使用は25州で認められている。だけど嗜好用としての使用はたった8州しかない。その理由は大麻の存在を認めたというよりも、犯罪組織の資金源を断つため。
禁止にするから闇で取引される。だったら大麻程度の薬物なら、あえて容認することでマフィアの暗躍を防ぐことができる。嗜好用大麻を承認している州の判断基準は、犯罪組織を追い詰めるためだということ。
さらに合法化されたからといって、住民たちの全面的な指示を得た結果じゃない。21歳以上に大麻の販売や使用を認めているカリフォルニア州で住民投票が行われたとき、投票結果の内訳は「賛成57.13%、反対42.17%」だった。
多数決で承認されたけれど、かなり僅差だったということ。住民の半分近い人が大麻に対して反対意見を表明しているのは、それなりの根拠があるということだろう。無視できない数字だと思う。
そしてもっとも大麻について懸念されていること。それは大麻が「ゲートウェイ・ドラッグ』と呼ばれている事実から理解できる。薬物中毒や依存症になりやすい人が最初に始めた薬物は、たいていが大麻らしい。
常習性がなく危険が少ない、といううたい文句によって手を出しやすい。そこで終わればいいけれど、精神的に依存症になりやすい人は心のタガが外れてしまう。大麻を入り口として、覚醒剤やヘロイン等の恐ろしい薬物に手を出してしまう可能性が高くなる。
大麻解禁を声高に叫ぶのはいいけれど、こうした実態があることを知っておくべきだろうね。まぁボクの場合は大麻よりも、メチャ美味しいケーキやパンのほうが脳のアルファ波に満たされて至福感にひたれると思うなぁwww
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
『第1回令和小説大賞』にエントリーした小説を無料で読んでいただくことができます。くわしくはこちらからどうぞ。