宇宙はシミュレーション
ボクたちが暮らすこの宇宙は、何者かが創造したシミュレーション世界であるという説がある。それはシミュレーション仮説と呼ばれている。
ボクは以前からこの仮説に興味を持っている。映画の『マトリックス』のような世界だけれど、陰謀というよりは普遍的な愛のようなものを感じるので好ましい。設計図どおりにいかないとしても、自分が創造したものに対しては誰よりも強い愛着を持っているはずだから。
もしこの世界がシミュレーションだとしたら、ボクたちが神と呼んでいる存在は、このシミュレーションを観察している『何者か』ということになる。そんなここと想像しているだけで楽しい。あのイーロン・マスクもシミュレーション仮説を支持している。彼によると、ボクたちが「本当の現実」にいる可能性は10億分の1とのこと。
そんなシミュレーション仮説は、決してスピリチュアル世界のものではない。科学的なアプローチで、この仮説について本気で研究している人が大勢いる。その研究の一環として、とても面白い事実が検証されている。
宇宙がシミュレーションだとすると「神様のPCに必要な空き容量」が明らかに
イギリスのポーツマス大学で実施された研究。私たちの住む現実が全て巨大なシミュレーションによって構築されているとした場合に必要最低限の情報量を算出した、とのこと。専門的なことはよくわからないけれど、とりあえず出てきた結果に驚く。
『「宇宙」のインストールは最低でも6×10の80乗ビットの空き容量が必要』になる。
数字が大きすぎて想像できないwww 6億の兆兆兆兆兆兆兆兆倍ビットということになるそう。やっぱりわからん。
非現実的に感じるけれど、リンク先の記事によると不可能とは言えない数字らしい。ムーアの法則というものがある。コンピュータの性能は1年半から2年ごとに2倍になるというもの。この法則に限界が見えてきているそうだけれど、これまではその法則に沿ってコンピュータが進化している。
このムーアの法則を当てはめると、宇宙をインストールできるコンピュータは500年後には完成できることになるそう。それほど遠い未来じゃない。量子コンピュータの登場によって、一気にそのレベルまで進化する可能性は否定できない。
もしかしたら500年先の未来では、誰もが自宅で宇宙のシミュレーションを楽しめるかもね。
ボクがシミュレーション仮説を好きな理由は、ワンネス意識と合致するから。『全てがひとつである』という概念にとって、この仮説は信憑性を加味することになる。一人の人間がこの宇宙の創造者だとしたら、混沌とした宇宙の多様化の根底に存在するのは、その人物の自意識だと思う。言い換えれば神の意思というもの。
この仮説についてはじっくりと勉強したいと思っている。とにかく関連本を探してみよう。
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