クリスマスソングの謎
待ちに待ったアルバムがリリースされた!
『k bye for now (swt live』というアリアナ・グランデのライブアルバム。どんなときでも絶対に口パクをしないアリアナ。自分の歌を聞きにきてくれている人たちに失礼だから、というのが彼女の持論。
なのに彼女のライブアルバムはこれが初めて。いま現役の歌手で最高の歌唱力を持つ人物を問われたら、ボクは迷うことなく彼女の名前をあげる。とにかくめちゃめちゃ歌がうまい。
今月の23日にリリースされたこのライブアルバムを早速聴いたけれど、1曲目から鳥肌が立つほど感動させられた。あの華奢な身体から、どうしてこれほどの声量が出るのか不思議に思う。特にこのアルバムのツアー曲は最高なので来日してくれないかなぁ。
今年のビルボードランキングで1位から3位までを同時に独占したことのあるアリアナ・グランデ。そんな彼女でさえ、クリスマスソングがベスト10にランキングされることがない。
いや、テイラー・スウィフトもケイティ・ペリーも今年になってクリスマスソングをリリースしているのに、ベスト10には入ってこない。ボクのように毎年ビルボードランキングをチェックしている人ならわかるけれど、12月になるとランキングが異常な動きを見せる。
最新のヒット曲を押し除けてランクインしてくるのが、とても古いクリスマスソング。もう笑っちゃうくらいランキングがかき回される。ちなみに28日付けの最新ランキングのベスト10のうち、何十年前のクリスマスソングが4曲もランクインしていた。
第1位はマライア・キャリーの『All I Want For Christmas is You』だからね。なんと25年ぶりの1位を記録している。なぜこんな現象が起きるのかを検証した記事がある。
なぜクリスマスの定番ソングは“懐メロ”ばかりなのか? それには科学的な理由があった
記事を読んで納得。アメリカの人たちにとってクリスマスは家族が集まって過ごすもの。必然的に両親がクリスマスの雰囲気を演出するために、自分たちのなじんでいる曲をかける。子供たちはそうした古い曲を聴いて育つ。
普段の曲なら新しい曲を聴くだろうけれど、クリスマスに関してはそうした子供時代の刷り込み現象が表出してくる。家族と過ごした楽しい思い出とともに、言葉にできない『懐かしさ』がその曲とリンクしてしまう。
必然的に古い曲が親から子供たちに伝えられてくる。だからクリスマスになると、ついそうした曲を聴きたくなる。それでランキングが上昇するということらしい。1位のマライア・キャリーなんて、まだ新しいほうの曲だからね。
ランクインしている曲は知っているけれど、歌っている歌手はボクでさえ現役時代を知らない人がほとんど。なのに毎年この時期になるとランキングをにぎわせている。音楽というものは、それほど人間の生活に密着しているということだろう。
だからアリアナ・グランデの曲がクリスマスソングとしてランクインするのは、いまの子供たちが祖父や祖母になってからかもしれないねwww
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