イマイチの料理を美味しくするのは？
今日も４月並みの陽気で、朝からたっぷりと太陽の光が降り注いでいます。お昼に自宅でうどんを食べたのですが、今日ぐらいの気温だと暑く感じるほどでした。
仕事をしながらも、午後からは近所に散歩に行きました。自宅マンションの西側にお寺があります。１年365日台風が来ても大雪が降っても、毎朝６時と７時に体操をして最後に大声で歌を歌う方たちが集まるお寺です。「ヨイショ、ヨイショ！」と掛け声をかけて集団で歌いますから、窓を開ける夏の朝はとても迷惑しています。勝手に私が「ヨイショ体操」と名付けた体操が、お寺の境内で行われています。
そのお寺が梅の名所らしい、と妻がネットで調べてくれました。天気もいいし歩いて５分ほどですから、午後の腹ごなしに行ってきました。
その途中に私が仲良くしているソメイヨシノの木があります。近づいてみると、ピンク色になって開花の準備をしているのが見えました。関西はいつ開花宣言が出るのかな？
さてそのお寺ですが、梅の木がチョロっとあるだけでした……。もしかしたら古い情報で、今は梅の木がないのかもしれませんね。風が気持ち良くて散歩には最高でしたが、梅の花を見ることはできませんでした。ということで、
梅の花の代わりに、お不動さんを撮影させてもらいました。う〜ん、強そう。
そして近くのカフェでお茶をして、プラプラと自宅に戻ってきました。でも帰り道で美しい八重の梅が咲いていました。
この可憐な花びらを見ることができただけで、歩いてきた甲斐がありました。明日からは寒くなるそうですから、春を先取りした楽しい散歩でした。
話は変わりますが、サイゼリヤという有名なファミレスをご存知ですね。イタリアンを格安で食べることのできるお店です。京都にいる頃はよく妻と行っていたのですが、神戸に来てからはあまり行っていません。
神戸には美味しいイタリアンのお店が山ほどありますから、申し訳ないですがサイゼリヤの料理は安くても食べる気がしなくなりました。最寄りのJRの駅の近くにも、昨年新店舗がオープンしています。せっかくなので行ったのですが、やっぱりこの味ではね……と感じたのでそれ以来足を運ばなくなりました。
ところが先日、関西のローカル番組で、木下ほうかさんという俳優さんがトーク番組にゲストの一人として出演されていました。木下さんはサイゼリヤの大ファンだそうで、週に５日は食事に通っているそうです。51歳で独身ですが、交際したいと思う女性のデートにもサイゼリヤを利用するほどのファンだそうです。
それによると最近のサラリーマンの方は、サイゼリヤを居酒屋の代わりに利用しているとのこと。ワインもそこそこ美味しくて料理の単価が安いので、リーズナブルに楽しめるとのことでした。
ということで先日、妻とサイゼリヤに乗り込みました。食事ではなく、居酒屋としての利用です。私は自宅にアルコールを置いていませんから、外食した時にちょっと飲む程度です。一ヶ月の間、全く飲まない時もあります。しかしこの時は、久しぶりに気合を入れていきました。
ワインをデカンタで注文して、サラダやピザをおつまみとして注文したのです。そうすると、イマイチだと思っていたサイゼリヤの料理が何だかうまい！
イタリアンの食事だと思うと不満ですが、居酒屋のおつまみだと思って食べると美味しいのです。そして値段も安い。妻と二人でワインをたらふく飲んで、お腹いっぱい料理を食べて、合わせて1,600円ほどでした〜〜！何と安い居酒屋。
帰り道に妻と二人で話していました。結局料理というのは、自分たちの気持ち次第なのだなぁということです。その料理に何を期待するかによって、同じ料理でも評価が違ってきます。目から鱗が落ちるような経験でした。
これって、人生の出来事においても言えることのような気がします。勝手な思い込みと物差しで、起きた出来事を判断しているかもしれません。でも自分の考え方が変われば、その判断は全く違ったものになるのでしょう。どんなことでも勝手に決め付けないで、起きた出来事に自分が何を求めているのかを見つめる必要があるのかもしれませんね。
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