リオオリンピック、成長著しいカサキナ!(カサキナを気絶するまで応援するブログ115)
ダリア・カサキナが、くせ者のサラ・エラーニを破り、準々決勝に進出です!(*^^*)
モントリオール・オープンで同じくくせ者のロベルタ・ビンチを破っていますが、リオオリンピックのカサキナの試合は一度も見れておらず、これまで勝った相手も格下の選手だったので、「多分、エラーニなら勝つだろうけど、何が起きるかわからない」という気持ちだったのですが。
試合的には、特にムグルサ VS プイグのパワーテニスを観た後だっただけに、これがカサキナでなければ観たくない試合でした。
お互いにベースラインの後ろに下がり、7割くらいの力でポーン、ポーンと打ち合いながらドロップショットのタイミングを見計らっているテニスで、知らない人が見たら、試合前の練習と勘違いしそうなほど退屈なテニスでした。
ただ、カサキナの試合はほぼすべて観てきた立場としては、彼女がまたまた成長している姿が見られたのは嬉しかったですね(*^^*)
というのも、ボクは今年の2月に、当時まだランキング60位台で、予選に出なければトーナメントに出場できない頃から、
「カサキナは近い将来、ベリンダ・ベンチッチと一緒に世界ランク1位を争うかもしれない」
と、その1試合で彼女の潜在能力に可能性を感じ(これは、ボクの数少ない自慢です(笑)、それ以降、「自称世界一のカサキナ・ファン」なわけですが・・・。
5月のローマ・オープンのときに、一度カサキナに幻滅したことがあります。
それは、ベグとの3回戦だったのですが、今日のエラーニのように、高いボールをベースライン際に集められるテニスに手を焼いて、カサキナは1stセットを1-6で一方的に取られました。
こんなに弱いカサキナは初めて見たのでショックだったのですが、追い打ちをかけるように2ndセットも0-5とリードされました。
しかし、そこで開き直ったカサキナは、ベースラインから下がらずに、ベグの高く跳ねるボールを、跳ねる前にライジングショットで処理するか、跳ねてしまったらエアKかジャックナイフでリターンするという捨て身のテニスで4ゲームを連取して、負けはしましたが一矢を報いました。
そして、今日のエラーニ戦ですが、5月のカサキナだったら負けていたと思います。
しかし、エラーニの高く跳ねるボールを根気強くリターンし、まるで鏡のようにエラーニのテニスを真似ていました。
最後に分けたのは、カサキナは決してサーブが良いわけではありませんが、130kmのサーブしか打てないエラーニよりははるかにマシなので、サーブ力の差でしたね。
そして、フルセットマッチになったら1stセットのテニスをまたやればいいだけなので、2ndセットに入ってやっと伝家の宝刀のライジングショットの封印を解き、それ以降はカサキナの一方的な展開でしたね。
カサキナは、「どんなテニスでも私は負けない」ということを五輪の舞台で証明して見せました!(*^^*)
もっとも、エラーニの相手がセレナだったら、恐らくダブルベーグル(6-0、6-0)のような圧倒的な力の差で勝っていたと思います。
カサキナの引き出しの多さには驚くばかりですが、そんなカサキナがまだWTAトーナメントで優勝はおろか、決勝進出もないのは、誰と戦ってもそつなくこなす器用さはありますが、ベンチッチのような爆発力がないからだと思います。
そのためにも、今シーズンのオフには、まずは170Kmのサーブが打てるようにトレーニングをしたいですね。
さて、今夜はセレナ・ウィリアムズに匹敵する強敵、マディソン・キーズです。
エラーニから一転、超パワーヒッターが相手です。
カサキナは、180度違うテニスをしなければなりません。
はっきり言って、勝てる確率は3割くらいだと思います。
しかし、ポイントをもらえないオリンピックでは、メダルを獲らなければ出場した意味がありません。
キーズに勝てば、仮にアンジェリック・ケルバー(が勝ち残っているかわかりません。これは今夜観ます)に負けても、3位決定戦に進めます。
とにかく、今夜です!
気絶するまでカサキナを応援します!
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