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弾力

苺ジャムを作るには、あまり熟しすぎていない実を使用すると良いと言われます。

なぜならば、ジャムを適度にゼリー状に固めてくれるペクチンが丁度水に溶けやすい形で存在しているから。

ペクチンは、あらゆる果物や野菜に含まれている植物の細胞壁の構成成分で、セルロース等他の成分と結合して植物細胞をつなぎ合わせる働きをしている天然の多糖類です。

熟す前はペクチンは、細胞壁の材料であるセルロースと結びつき水に溶けない「プロペクチン」という状態で存在します。果実の成熟と共に、水溶性のペクチンに変化し、さらに過熟になると水溶性ペクチンからペクチン酸に変化します。

ペクチンやプロトペクチンはゼリー化しますが、ペクチン酸はゼリー化しないので、一般的には過熟なものよりも、やや未熟な果実のほうがジャムに適しているということになるのです。

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未熟で小粒なものは、よく安売りになっていたりしますが、そういうものを見つけたらジャムにすると良いというのは経済的な理由ばかりではなく、成分的な理由もあるのです。

ところで、ゼリー状といえば、弾力がある状態のもの…年月を過ごすと張りを保っていてくれたものがなくなるというのは果物も人間も同じなのですね。

みずみずしい苺を食べれば、補えたりするでしょうかexpression/eps_coldsweats01.gif

pâtisserie ma-sa」の苺タルト、ぴっちぴちの新鮮な苺が“まるっと”4個も使われていますdecoration/dcr_heart01.gif

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福地寧子|ふくちあやこ(フードアナリスト)プロフィール

福地寧子(ふくちあやこ)
好きな食べ物:パン全般、小麦製品
生年月日:2.14
出身地:千葉県

パンコーディネーター アドバンス/中医薬膳指導員/フードアナリスト1級(認定講師、パン食文化向上委員会委員長)/食生活アドバイザー2級/フードコーディネーター3級

私にとってパンは“命の糧”、1日3食(以上)パンを食べています。作れますが、食べる方が圧倒的に得意で、年間延べ200軒のパン屋を訪れてまもなく四半世紀を迎えます。そんなパン屋巡りや食べ歩きの備忘録としてこのブログを綴っています。ご一緒にパンを楽しみましょう!

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