目的
本来は固くなってしまったパンの再利用目的で考え出されたラスク、最近はブームに乗って専門店も増え、ラスクのためのパンを焼いているそうです。
フレンチトーストも流行っていますが、これも本来は同じような再利用メニュー。でも、フレンチトースト専門店では、安定供給のために焼きたての食パンやフランスパンを使っています。
再利用メニューだったものが、そうでなくなっている…なんとなくしっくりこない感じです。
「小向製菓」のバームラスクは、明らかに再利用。看板商品のアップルクーヘンを製造する時に切り落とされた部分をさらに細かくして切り落とし加減が分からないようにして乾かしたものかと…本来の趣旨に副う商品です。
なんとなく、ラスクがブームになるまでは再利用商品って「もともと残り物」的な受け止め方をしてしまって倦厭してきたのですが、ブームが来てわざわざ作られるようになると逆にそちらを倦厭してしまってきた私
こっちの方が受け入れられるようになったのは、私が環境に優しい気持ちを持てるようになったからではなく、天邪鬼だからかもしれませんがやはりちょっと不可解な印象は否めないのです。
本当は再利用商品がちょっとは売れるようになれば余ってしまっても安心くらいの気持ちで仕掛けたのかもしれないですが、なかなか終わりませんね。
次は何のブームが来るのかなぁ…できれば、再利用される元のモノのブームを仕掛けて欲しいかな