菓子
お菓子は、「生命を維持するために食べるもの」ではなく「食べたいから食べるもの」です。
前者が“食事”であり、後者のような嗜好的要素が強いのが“お菓子”、つまり生活の潤いの部分ということです、よね。
全国的に、そして全品種的に見ると、消費量にはあまり偏りがないようです。やはり潤いを求める気持ちに地域差はそうないのでしょう。
ところが…特定の品種に絞って見ていくとかなり差があるものもあるようです。
全国菓子工業組合連合会(全菓連)がまとめた平成23年のデータを見て、私が特に興味を惹かれたのがスナック菓子。
東京や大阪などの大都市ではなく、意外にも青森市、鳥取市、山口市、松江市などが突出して消費額が高いのです。
全体的には、金沢市や水戸市が僅差で1位を争っているような状況。金沢市は「和生菓子」で、水戸市は「プリン」・「せんべい」・「チョコレート」などで他より頭一つ抜ける要因があるようです。
同じお菓子の消費量でも、内訳をみていくと面白いですね。
福岡土産で「ひよ子」をいただいたので、気になって福岡県を見てみたら…特に消費額が高いのは「他の菓子」でした。説明書きによると、袋入りのゼリーに始まって、金平糖やいもようかんなどが含まれるようですが、この中に「ひよ子」みたいな白餡のおまんじゅうも入るのかしら??
銘菓と言われるものは、意外に地元では食べられていなかったりするので違うかもしれませんね。