北海道
特別な思い入れのある土地というのは、誰にでもあると思います。
往々にして故郷(ふるさと)、すなわち生まれ故郷(こきょう)であることが多いかもしれませんが、私の場合は北海道です。
仕事で1年半ほど行き来している間には、雪道の運転で危ない目に会ったことも何度か
湿気の少ない夏の過ごしやすさ、秋の雄大な紅葉、そして…季節ごとに味わう旬の食
仕事を通して現地の関連会社の方々とも交流があり、夜は一緒に街で飲んだりしたものです。まずはジンギスカンや居酒屋、そして締めラーメン。北海道と言えば“みそ”ラーメンだけれど、締めばかりは“塩”なのだと教えてもらったのはこの頃だった気がします
その頃の上司が最近定年を迎えました、一緒にほっけを突いたあの頃が丁度自分の年齢だったのだと気付かされます。
干物も北海道で食べると大きくて、そして身の厚みが全然違いました。刺身とはまた違う旨みがたっぷりであること、そして東京ではあまりお目にかからない地魚のものもあって、いつも楽しみにしていたものです。
美味しかったな~私の記憶は、常に食と共にあります
でも…これより美味しかったかどうか、自信がなくなりました北海道から厳選した美味を宅配してくれる「三ッ星北海道」で頼んだ「【無添加 ふっくらやわらか仕立て】低温熟成干さない干物」
あの頃とは違って、干さなくても水分は抜けるようになったとか…水分を吸収するシートを密着させるという製法です。
なんといっても、ほわっとじゅわっとした口当たりが…全然違うコレ、ハマります
思い出のあの味とは全く違うのに…不思議なことですが、やっぱり食べているとあの頃にタイムスリップしたような気持ちになるのです。ジタバタもがいているだけで、何をやっているのか分からないようなところもありましたが、とにかく一生懸命ドタバタしていました。
知識やテクニックは身に付けたかもしれないけれど、あの頃以上の情熱は?なんて自問自答しながら、久しぶりの北海道を堪能させていただきました。
北海道にも、美味しいパン屋さんがたくさんできましたね。また行きたいなぁ…