象徴
イベントという言葉は、行事や大会などを意味するものとして定着しました。
行事は行事でも、心躍る感覚を伴わないものは、私の中ではイベントではありません。学校行事で例えるなら運動会や文化祭など心躍る行事はイベントですが、試験は決してイベントには分類されなかったものです
学校時代のイベントは、その準備期間が最も楽しくて、始まってしまうとちょっと切ない気持ちにもなりました。楽しいことはいつまでも続いて欲しい、と願う気持ちはいまでも変わりません。
そんな想いもあって…というわけではありませんが、2015年は「クリスマス」というイベントを数日遅れてもう一度やりました。
とはいえ、両日とも特にこれといって何があったというわけではなく、クリスマスっぽいケーキを食べたというだけですがどうやらケーキを食べる、という行為がクリスマスを象徴する出来事になっているらしいです。いまや100円ケーキもありますし、コンビニで手軽に買えるものでもありますが、私の幼い頃は、まだ日常的に食べられるものではなかったということですね。
クリスマスっぽいケーキとは、生クリームに苺のショートケーキ、もしくはブッシュ・ド・ノエル。前者は幼い頃からの刷り込みで、後者は物心ついてから覚えたものです。
三つ子の魂百まで、クリスマスディナーではブッシュ・ド・ノエルが組み込まれていましたが、家族の希望で数日後に「クリスマスっぽいケーキを買いに行こう!」ということになった時には苺のケーキを選んでいました。
象徴的な行為やモノがある。それもイベントの条件かもしれません。ツリーやプレゼントではなく、それがケーキだったところが私らしい