御節
2016年のおせち料理は、人生初の重箱詰め合わせ購入品でした。
いまでも親戚一同集まって、おせちを作るというような話を聞いたことがありますが、私にはそういう体験はありません。自分たちで食べる分だけなので、好きなものだけ作ったり、買ったりして重箱に詰め合わせるのが毎年の恒例でした。
今年は購入。31日に届くはずが、30日に届いてしまい、たった1日ではありますが3段の重箱をどのように冷凍庫に収めたものかと頭を悩ませましたが、支度はすごく楽でした。
それに、なんといっても種類が多い!少量多種は自家製や単品買いでは難しいので、これは嬉しい
そんな高揚感の裏で、なんとなく味気ないなと思う自分もいました。
幼い頃は、母方の祖母の家で正月を迎え、祖母が用意してくれた料理を食べたものです。帰る時には、母が好きだからと大量に煮てくれた黒豆をタッパーに詰めて持ち帰り、しばらくはそれが食卓にのぼり続けていたのも覚えています。
そんな祖母も他界し、母もだいぶ歳をとりました。もちろん、私も。
素敵なせちおせちを前に、人生の節目も感じた2016年の幕開けでした