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瓢箪から駒

柏の「Bakery fève」でクイニーアマンを購入specific/spc_moneybag.gif

数年前に小ブームがありました。その時はなにげなく通り過ぎてしまったのですが、今回改めてクイニーアマンについて調べ直してみましたspecific/spc_book.gif

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ヨーロッパは時代によって国境が変わってきました。まだフランスが現在の領土でもなく、現在のように国としてなり立つ前あたりから、ずっと作られてきたお菓子、のようですね。

ブルトン語の「クイニー」(お菓子)と「アマン」(バター)を併せた名前から分かるように、バターをたっぷりと使ったお菓子。

いわゆる折り込み生地の製法で現在は作られていますが、その始まりは決してそうではなかったようです。

現在のフランスでも北に位置するブルターニュ地方は、古来酪農が盛んでした。乳製品を多く産出しているというのは、いまに始まった事ではありません。

そして、海に張り出したような地形から、塩も名産。ブルターニュ地方ではバターに塩をいれているのが定番でした。

その有塩バターを、通常は無塩バターで作られるお菓子にも利用しているのは、単に塩が名産だからと言うばかりではなさそうです。

あるパン屋のおかみさんが、パン生地の切れ端の上にうっかりバターを放置してしまい、バターがドロドロに…でも捨てるのはもったいないから何度も折って、のして、砂糖をまぶして焼きました。それが案外美味しくて…というのがクイニーアマンの誕生説。

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裏側は普通に閉じ目ですが、上がツヤッとしているのは砂糖が溶けてカラメル状になっているから…いまでは単純にキレイと思うこの手法も、「砂糖でも掛ければなんとかなるだろう」という誤魔化しだったのかも。

始まりって意外にこんなもの、またありましたねexpression/eps_coldsweats01.gif

MOTTAINAI、万歳decoration/dcr_other_003.gif

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福地寧子|ふくちあやこ(フードアナリスト)プロフィール

福地寧子(ふくちあやこ)
好きな食べ物:パン全般、小麦製品
生年月日:2.14
出身地:千葉県

パンコーディネーター アドバンス/中医薬膳指導員/フードアナリスト1級(認定講師、パン食文化向上委員会委員長)/食生活アドバイザー2級/フードコーディネーター3級

私にとってパンは“命の糧”、1日3食(以上)パンを食べています。作れますが、食べる方が圧倒的に得意で、年間延べ200軒のパン屋を訪れてまもなく四半世紀を迎えます。そんなパン屋巡りや食べ歩きの備忘録としてこのブログを綴っています。ご一緒にパンを楽しみましょう!

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