迎える
高級和食店では必ず行われている、お客様を迎える前の準備のひとつ「打ち水」。
具体的には玄関の前に、お水を撒きます。
「打ち水」には場を清めるという神道的意味合いと、埃を立てずに入るためというもっと実用的な意味合いの2つがあります。
要するに、食事を楽しんでもらうための心遣い…料理店は料理を食べるところであり、直接的にその「料理を作る」という行為ではないところにも、おもてなしの心があるのです
「京都 瓢喜 八重洲店」、そこで過ごした時間に、お店にお客様を迎え入れるまでに準備をしたものの多さ、深さを感じさせられました。「料理」とは、食べる空間も含めて完成するもの、ですね。
お店に入る前に、ちょっとしたところでその店での時間って測れるのかもしれません