気心
最初に「はしば」に取材依頼の電話をした時に出て下さったのはご主人でした。
即座に「担当者がいないので」と電話を切られそうになった私…「ま、待って下さいっ!」と、多分小さい「つ」を語尾に付けてご主人を引きとめ、お店を知ったいきさつとか、女将さんと共通の資格を持っているとか、とにかく相手に少しでも受け入れてもらえそうな事を列挙して、なんとか「また後で電話して下さい」の一言を取りつけました。
で、「後」で女将さんに繋がり、現在に繋がっているのです。
気心知れた(と思っている)いまでは懐かしい思い出です、そしてまだまだネタにしています
客として、アドバイザーとして、料理を食べている時に時々出される「これ何だと思います?」の問いかけが、いまは一番ドキドキします。
結構細かい仕掛けが施されているという時もあれば、素材の意外性を問いかけて来ている時もあり、油断なりません。
ま、間違えたところで今更「なんだ、こいつ頼りにならねぇなぁ」と思われるわけでもないとは思っているのですが、やはり頼ってくれている今だからこそ間違えたくないのです。
気心知れた緊張感、これからも大事にしたいです。
今週末は、皆さんもご主人に問いかけられに「わぱんdeごちそう」ランチに行ってみて下さい
*ちなみに、直近で出された問題は、前回のランチのスープに入っていた手作りボールの構成要素でした