薪窯
香りを感知する嗅覚による情報は、五感と呼ばれる5つの感覚のうちで最も早く脳に到達します。
だから、塩なしでパンを焼かなくてはならなかった中世のトスカーナ地方の人々は、その味気ないパンに薪の香りを付けることでより感性に訴えるパンにしようとした、と言われています。
現代の世の中では、薪という少し手間のかかる燃料を使用しなくても、電気やガスで焼くオーブンという文明の利器があるので、トスカーナのパンは以前より少し簡単に焼けるようになりましたが…以前より少し、何かが足りないと感じるものになってしまっているかもしれません。
昔ながらに薪を燃料とする窯を手作りして、パンを焼いている店。
以前千葉でも1軒訪れましたが、茨城にもあるようです。
ワインのセレクトショップ「Cave Fujiki」で入手可能なほか、都内のイタリアンレストラン数軒に卸していらっしゃるそうです。
今度はレストランで食べてみたいな