ざんぎ
平仮名表記が正しいのか、カタカナ表記が正しいのか分かりませんが、北海道では唐揚げのことをざんぎと呼ぶらしいです。
①ぶつ切りにして唐揚げにした物のこと、斬と切るでザンギ説
②鳥肉を手裂いて唐揚げにすること、手で裂く事を、ざん切ると言う説
③中国語の「炸子鶏(ジャーズージー)」が訛って「ザンギ」になった説
④鶏肉を骨ごと切る(散切り)から「ザンギ」と名付けられた説
などなど、諸説あるようですが、北海道釧路市の「鳥松」が発祥の店というのはどこも共通している見解のようです。
その「鳥松」のご主人によると、
中国語で「鶏の唐揚げ」を意味する言葉「ザーギー(炸鶏)」、さらに「運がつくように」という意味から「ウン(ン)」が入って「ザンギ」と命名されたものなのだとか…まぁ、元祖がそういうのだからこれが正しいのかも?
北海道が「ザンギ」なのに対し、愛媛県では「千斬切(せんざんき)」、東予地方でも「ざんき」など、似てはいるけれど微妙に違う呼び名が各地にあるようです。
戦後の中国や満州からの引揚てきた方がこの名前を覚えて帰ってきたというのが真相に近そうです、唐揚げの「唐」自体がそもそも中国の事でもありますし
レシピ的にも全く同じという説もあるというところが裏付けているような気もします。
ちなみにレシピが違うという説では、ざんぎは半日以上はタレに漬け込むが、唐揚げは漬けこまないもしくは漬け込み時間が短いとのこと…私がサカスの「デリシャカス」で食べた小樽のいどやさんと「あさチャン!」のコラボのざんぎバスケットに入っていたざんぎには、私が今までの人生で食べた唐揚げとのあまり大きな相違は感じなかったけどなぁ。
ま、とにかく名前の由来はそこそこ判明したような…あぁ、スッキリ