上田
長野新幹線の上田駅から徒歩10~15分程度にある上田城は、かの有名な真田幸村、真田信之の父親であり、武田信玄に仕えた真田昌幸によって、1583年(天正11年)に建設されました。
かつてのNHKの大河ドラマ「真田太平記」にも描かれた、巧みな昌幸の戦略で徳川軍を2度に渡って退けた闘いの舞台です。
お城見学は出来ませんでしたが、実際に訪れてみると城事態の防御力がさほどでもないことから、知力の勝利であったことが分かるそうです。
1度目は真田領であった沼田を 「北条氏に渡せ」 と指示した徳川家康に拒否の意を示した時。7,000の徳川軍を2,000弱で迎え、徳川軍の死者が約1,300人に対して真田軍は40名ほどの大勝。
2度目は関ヶ原の合戦に赴く徳川秀忠軍約38,000人を真田軍約2,500で迎え、攻めあぐねた徳川秀忠軍は関ヶ原の合戦に間に合わないという失態をおかしています。
名将ありき、だからかもしれませんが、軍の団結力の強さが勝利の一因だったのではないかと思わされるのが「祭り」。
夏中、毎週のように行われる祭りに、学校・自治体・趣味のサークルと、様々なくくりで、たくさんの方々が参加します。
私が見たお祭りは、同じ音楽を何度も何度も、繰り返し踊り続けるといったもの。しばらくその音楽が頭の中で響き続けるくらいのリピート回数たった数十分で…ですから、踊っている方々は練習時間も含めたら数十倍の時間聞き続けていることになるので、数日単位で音楽が鳴り続けたことでしょう。
この心意気が、かつては自分達の国を守ろうという気持ちになっていたのかもしれません。郷土愛、都会ではすっかり薄れてしまった「想い」を感じました。
来年は再び大河ドラマ「真田丸」で取り上げられることもあって、きっと今年以上に盛り上がるのでしょうね。パン屋めぐり、また行きたいので時期を…考えねば