準備
準備9割。
人前でお話しする仕事を始めた頃に、受けたアドバイスのひとつです。
でも、これは講義をする時ではなく、何事もそういうものでしょう。
例えば受験の時も、やはり「よし、ここまでやっておけば間違うことなど有り得ない!」くらいに勉強をして、「私を落としたら、この学校が損する」くらいの自信を持って臨むのと、「どうせダメだ…」と諦め半分で臨むのでは当日出せる力も違ってきます。
力を出し切るため、最高のパフォーマンスをするために、何事に対しても入念な準備が必要です。
パン屋巡りも…しかり。講義(仕事)や受験と同次元で論ずるなと突っ込まれそうですが下調べをきちんとしていくと、時間が最大限に活用できます。
先日の上田・佐久を中心とした長野パン屋めぐりでは、少しくらいのハプニングがあっても全く問題がない鉄壁のスケジューリングのお蔭で、迷ったことすら楽しみに変えられました
第一のハプニング、上田駅周辺がお祭りだったこと。これは早めに車を返して街歩きを楽しみ、祭りを感じるという楽しみに。
第二、第三のナビが使いこなせなくて迷うというハプニングは…思いがけない新店開拓に繋がりました。
偶然で辿り着いた「味工房ゆらり」は、長野県東御市(とうみし)の地元食材を産直販売したり、加工したりして販売するところ。東御市産の野菜を使ったおやき、東御市産のリンゴを使ったパイ、りんごの酵母と地粉を使ったパン、東御市産のフルーツで作ったジェラート、そして…東御市のお母さんたちの温かい接客
一押しのくるみ大福のもちふわな手触り、歯触り、そして素朴な味わいは、パンが第一目的の全行程の中でも印象に残るものになりました。
準備が9割してあればこそ、1割のハプニングで2倍楽しめました。やっぱり、大事ですね