八月
8月を迎えました。
陰暦の呼び方では8月は「葉月」です。
なんとなく、「葉」というと新緑の方を想像してしまう私には少し理解がしがたかったのですが、この「葉」は逆に落葉の方をイメージしていたようです。
と、申しますのも…旧暦で8月は現在の9月から10月頃。落葉が始まるから「葉落ち月」を縮めて「葉月」、もしくは葉が黄色く色づく頃だから「はづき」なったというのも納得です。
他に稲穂が実る時期であるから「ほはり(穂張/穂発)づき」とか、南海上から「(南風)はえ」をもたらす台風が多くくるから「南風月(はえづき)」がもとになった、という説もあるとか、ないとか…。
もし、8月が今と同じ暑い盛りであったなら、どのような名前が付いたのでしょう。1ヵ月遡ると旧暦7月は「文月」、七夕に短冊に詩歌や文字を書いて笹につけて飾る、風習があるから文披月(ふみひらきづき)が変化したとする説が定説です。となると、気温との関わり合いやこの行事を抜いた気温などとの関わり合いはないということになり参考にはなりません。
さて、私なら…懈月でしょうか。「ダルイ」の「懈」なのですが、多分あまり前向きではないので広まらなかったでしょうが
などと言っていないで、厚さに負けず元気に過ごしましょう
*写真は「グルマン垂井本店」の冷菓コーナーです。