四季
京都から大阪にかけて、鴨川に沿って走る京阪電車でパン屋めぐりをしてきました。
最初の一軒は「Boulangerie quatre saison」すなわち、四季のパン屋でした。
四季折々、季節感のある商品を取り揃えています、というよりは…どんな季節にも、もっと言うとどんな時にも、食卓に当たり前にある、毎日のパンを作っています、といったものを感じました。
朝7時から開店、朝食のパンが買える店。
7時からひっきりなしに訪れるお客さん。
京都は日本中で一番パンの消費量の多い県、雑誌やテレビで紹介される人気店も多いです。決してそういう店とは言えないかもしれないけれど…しっかりと、地元に根付いて、人々の暮らしを支えているパン屋さんでした。
パンとは、そもそもヒトが自分たちの命を繋ぐために最初に選んだ食糧である小麦を、うまく食べる手段として開発されたもの・・・ブームの中でうっかりと見過ごしてしまっていたパン本来、パン屋本来の役割を思い出させてくれる、一軒です。