派生
「北海道らーめん ひむろ」で、“味噌オロチョン”と名付けられたラーメンを食べました。
少し辛い味噌ラーメンです。なんとなく「辛い」味噌ラーメン=オロチョンというイメージがあったのですが、実際のところは?と思い改めて調べてみました。
“オロチョン”とは、本来は現在の中国領内に位置する内モンゴル自治区、そしてその近隣のロシア領内に居住しているオロチョン族という民族の名前です。それが、次第に「北方にすむ民族」を示す言葉になっていき、日本の「北方」である網走の夏祭りの名前が「オロチョンの火祭り」などと称されるようになりました。
網走の「オロチョンの火祭り」の「オロチョン」は、日本の「北方にすむ人」を意味しているので、ここで完全に「北の方に居る」ことしか元の意味とは繋がらなくなります。
そして、その「オロチョンの火祭り」の「火」のイメージ、赤かったり熱かったりするところから、辛い味噌ラーメンのことを「オロチョンラーメン」と呼ぶようになったとか、そうでないとか…こうなるともうヘタな伝言ゲームよりも難しい変換がされているような気がするのは私だけでしょうか
言葉って思いがけないものに変化していくものですね、昨日に引き続き…面白いですね