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均衡

主要な客層である近隣の住民の方々が求めるようなパンを焼くパン屋さんは「要望型」、まだ人々が食べ慣れていないようなパンを焼いているパン屋さんを「提案型」などと呼ぶときがあります。

求められたものを売れば、売れる。食べ慣れていないから、売れない。なんとなく、後者は売れ行きが悪いのではと思われるかもしれませんが、意外にそうばかりではなかったりします。時間の経過と共に、食べ慣れて繁盛店になるケースなどもあります。逆に求められたものを売っている場合には、人々の要望を常に敏感にキャッチしていかないと、始めは良くても次第に売れなくなったりもしてしまうのです。

京都に本店を持ち、いまは東京にも支店を出している「Petit Mec」も最初は全く売れなかったけれど…というパン屋さんのひとつです。こだわりを持って、それを貫いているうちに個性として認められるようになったのです。

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個人のパン屋さんには「提案型」が多いのかもしれません。牛久の「石窯パン工房 Mon stellata(モンステラータ)」も多分その一軒、真ん中には柔らかいパンや甘いパン、食パンなどが並びますが、奥に提案型のハード系が並んでいます。

割合にして3割程度…ちょっと冒険色が強いかもしれませんが、頑張って欲しいですね。

売れ行きの良い、中規模の人気パン店は、その両方の性質を併せ持っていると言われます。パン好きさんの多くはそうしたお店は早い段階で卒業してしまうのかもしれませんが…実は「中規模の人気パン店」は現在と近未来の流行をチェックしに行くには最適だったり、そうでなかったりexpression/eps_smile.gif

どっちなのよ、と思ったアナタ。パンを食べ始めた頃に気になっていたあの繁盛店に今一度行ってみたら、新たな発見があるかもしれませんよdecoration/dcr_flair.gif

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福地寧子|ふくちあやこ(フードアナリスト)プロフィール

福地寧子(ふくちあやこ)
好きな食べ物:パン全般、小麦製品
生年月日:2.14
出身地:千葉県

パンコーディネーター アドバンス/中医薬膳指導員/フードアナリスト1級(認定講師、パン食文化向上委員会委員長)/食生活アドバイザー2級/フードコーディネーター3級

私にとってパンは“命の糧”、1日3食(以上)パンを食べています。作れますが、食べる方が圧倒的に得意で、年間延べ200軒のパン屋を訪れてまもなく四半世紀を迎えます。そんなパン屋巡りや食べ歩きの備忘録としてこのブログを綴っています。ご一緒にパンを楽しみましょう!

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