【おはようございますの由来とは?】
“こんにちは”や”こんばんは”と違って、
“おはようございます”は、丁寧語になっています。
この丁寧語になっている意味は、
多くのサイトや語源では、
「お早く〜ですね」の省略形と説明されています。
たしかに、「お早く〜ですね」という形であれば
仕事に出社した時や、今日初めて人と会う時など
“おはようございます”と表現することが正しいと思います。
ただ、この語源で説明する場合は、
「おやすみなさい」の説明ができません。
“なさい”と命令しているように見えますが、
“なさい”は”〜してください”という意味で、
冠の”お”と合わせても丁寧語になります。
砂糖と佐藤さんが違うように、
“おはようございます”も起床時と出勤時は
意味合いが違う可能性もあります。
今の世の中は、一日が始まって終わることに
感動が少ないのかもしれませんが、
毎日を無事に生きるということは、
当然のようにできるものではありません。
今日の一日が始まることへの感謝、
今日の一日が無事に終わることへの感謝が、
自然と敬語表現になってしまう由来とも考えられます。
特に冬の時期のショートスリーパーは、
太陽が顔を出した時に、自然と手を合わせて
お礼を言いたくなる衝動になる人が多いです。
まだ真っ暗な時間から活動をしていて、
太陽が出てきて明るくなると、
胸の奥からホッとしてくるのです。
「ありがとうございます、おはようございます」
と、自然に外に向かって言ってしまう心の状態を
多くの人に体感していただきたいと思っています。
“いただきます”も食べ物に対する
感謝から出てくる言葉です。
“おはようございます”の本当の由来は、
正直に申し上げるとわからないのですが、
大きな感謝を前に、人はそれこそ自然に
敬意を払う習性があるのかもしれません。
Nature sleep 代表 堀 大輔
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